四つ葉のふくろう

深夜１２時にFAXを送ろうとしたら用紙がないことに気づきました。有無を言わせぬ状態なので、自転車でコンビニに。


ったく、東京の住宅街でコンビニがだいぶ歩かなきゃなんない距離にしかないとは。
だからいやなんだよ高級住宅街。引っ越すぞ、絶対に引っ越すぞ　∠（；｀Д´）／


１軒目。FAX用紙はありませんでした。売り切れではなく、取り扱い自体がありませんでした。
正確に言うと普通紙は売ってましたが、ロール紙の取り扱いがなかったんです。うちのFAXはロール紙。ここで人生の勝敗がすでに分かれてるのは明らかです。


だからいやなんだよ。普通紙の時代にロール紙探そうとするからこういう目に遭うんだな。ロール紙人口、確実に減ってきてるね。


だいたい、この仕事はアナログすぎるんですよ。取材時は、記録を残すためにテープレコーダー使用してるのですが…。


いまどき、誰がテレコ使ってんですか。
誰が、カセットテープ使ってんですか。


テレコなんてアキバ行かないと売ってないし、カセットテープにいたっては、ついにセブンイレブンでも取り扱ってない店が出始めたよ。この間それ気づいて愕然としたもんね（←はやくICレコーダー買え）。


だいたい、テレコなんてもう死語でしょ。知らない人、いっぱいいるでしょ。デンコちゃんと間違えられちゃうでしょ。


しかたないので、２軒目のコンビニへ。


売り切れ。


３軒目のコンビニへ。


取り扱いなし。


４軒目のコンビニで、やっとひとつだけあったのでロール紙ゲットできました。３１２円也。


たったひとつだけあったロール紙は、キラキラと輝きを放ってるように見えました。


「ゲーーーーーーーーーーット！」


しかしながら３０分もかけてロール紙を探していたんだと思ったら、一気にげんなりし、嬉々とした自分が……なんか……なんか…いやになりました。


帰りがけ、もうとっくに閉まっている不動産屋の窓にペタペタ貼られている空き物件を凝視。暗闇のなか、上から下までなめるように見たのですが…。





「………高っっっっっっっっっっっ！！！！！！」





退散しました。



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