大切なこと、気付かせていただきました
今日は、私が大変お世話になっているMさんの娘さんのご葬儀に参列してきました。Mさんの娘さんは私と同じくらいの年齢なので、本当に早過ぎる旅立ちとなってしまったのですが、長い間、ものすごくものすごく頑張って病気と闘ってこられた方なので、悲しみの一方で 「もう苦しまなくて良いんですね」「お疲れ様でした」 という気持ちもあり、少々複雑な思いで最後のお別れをさせていただきました。ご両親 (Mさんご夫婦) は、闘病を続ける娘さんを大切に大切に介護し続けていらしたので、今回のお別れは本当に身を切られる程辛いことだと思いますが、きっと娘さんは (口で伝えることはできない状態でしたが) ご両親の愛情を感じ取っていて、「この両親の子供として過ごすことができて幸せだった」 と感謝して逝かれたに違いありません。今回のお別れに際して自分自身の透析人生を振り返ってみると、一体私は何をして生きてきたのだろうかと情けなく思いました。実は、私が透析をしている年数と、Mさんの娘さんが闘病していた年数は同じなんですけど、透析というありがたい技術によって、せっかく生かして頂いているにも関わらず、私は忙しさを理由に毎日をダラダラと過ごしてしまって、「今日1日を有意義に一生懸命生きよう」 という強い意識はほとんど持っていませんでした。本当にちっぽけなことで、怒ったり落ち込んだり傷つけあったりして、大事な限られた時間を “負の感情” に費やすなんて、私はなんて無駄なことをしているんだろうと反省の気持ちでいっぱいになりました。そんなことに使う時間を、もっと前向きに有意義に使えるように、私自身も気の持ち方を変えていかなくてはいけないと気づかせてくださったのは、ご家族との大切な時間を失ってしまったMさんの娘さんなんですよね。感謝しています。どうぞこれからは、痛みや苦しみの無い世界で、ゆっくりと穏やかな時間を過ごしてくださいね。ご冥福をお祈りいたします。合掌、、、。こちらもクリックしていただけると、励みになって元気が出ます☆