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![]() 初めてご来店の時から、 全身に暗雲がかかっているような雰囲気を漂わせていた。 ご自身はカトリック信者らしい。 しかし、どうやら御利益のあるものなら何にでもすがりたい模様。 密教法具のバジュラやらパワーストーンやら、 とにかく何でも好きな御様子。 たまたまうちの社長が店にいた時のこと。 どうやらご主人とうまくいっていないらしく、 社長に悩みを聞いてもらう大人生相談大会が始まった。 社長は外国人で、見ようによっては神秘的な彫りの深い顔立ち。 悩める御婦人には神様のように見えるのだろうか。 しまいには社長の胸にすがらんばかりに号泣してしまった。 あのー…社長も既婚者なんですが(爆)。 そんなわけで、それ以来このお客様は社長を崇拝するようになってしまった。 そして、ご来店の度に御利益のありそうなものをごらんになっている。 しかし… 御利益のありそうなものにすがってばかりで、 いつまでたっても本気で自分の人生の舵取りを 自分自身で行おうとしない限り、 このお客様をとりまく事態は変わらないだろうなと 私は感じている。 いやむしろ、このお客様は被害者であり続けることを 自ら望んでいるようにすら思えるのである。 「可哀想な妻」であり続ければ周囲の同情を買うことができるから。 もちろん、本人はそんなつもりはさらさらないだろうが。 無意識というか潜在意識というか、 彼女の深い部分では自己憐憫と被害者意識が、 彼女の人生の舵取りを担っているような気がする。 少なくとも、私が彼女のご主人だとしたら、 あんな風に常に暗雲を自分の周りにはべらせているような女性の顔を見たさに 喜々として自宅に帰るとは思えないのだが…。 札幌にいる私の母の周りでも、 自分の人生がうまくいかないのは人のせいだと思っている人が多いらしい。 母とよく電話で話すのだ。 「いくつになっても、自分のやりたいように生きられるはずだよね。 年のせいにして一歩も踏み出さないのは、 被害者でいる方が相対的に楽だと 無意識のうちに判断しているからだよね。」 と。 私の母は、72歳とは思えないほど行動的で積極的だ。 石橋を叩いて割る私とは大違い。 やってみて、うまくいかなきゃ別の方法を探すタイプ。 常に自由意志な人。 元来悲観的な私は、母のそんなところについていけなかったのだが、 今になると母の生き方がよくわかる。 母は自分自身の人生の責任は全て自分で負っている。 スカッとするほどいさぎよい。 私もかくありたいなぁと強く思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
かめゆきさん、ほんとうに久しぶりです~\(^o^)/
お元気そうでなによりです。 被害者意識はなかなか自分では気がつかないもののようですね。はたからはよくわかるのだけど・・・ でも、やっぱり、自分で気がつくしかないことで。 最近ホオポノポノを知って、やはりすべては自己責任なのですね(*^_^*) (2009.03.10 21:36:34)
nikoniko☆sanndy☆さま
どうも~^^ ご無沙汰しまくりです☆ 現在自宅から近い阿佐ヶ谷でバイトをしています。 おかげさまで、これまでの人生で 最も自分らしい仕事をしている気がします。 被害者意識にしがみつくことで、 たとえつらさは続くとも、 変化の波の来ない日々が約束されているわけで… 変化に対応する時はかなりのエネルギーを要するものですから、 それを避けるために、今までと変わらぬ生活を 無意識に選ぶことになるのでしょう。 変わらずに不満をもらしながら… そしてさらに被害者意識を持ち続けられる状況を 無意識に引き寄せ続けるのでしょう。 誰のための人生かわかりませんよね。 本当に全ては自己責任ですね。 (2009.03.11 01:13:35) |