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カテゴリ:行ってきました
仕事を定時で打ち切って,ダッシュでよみうりホールへ。
林望師匠のコンサートを断念して参加することにした講座 歴史の歩き方の「『六歌仙』の時代―『万葉集』から『古今集」の世界へ」を聴きに駆けつける。 講座は二部構成で,前半は多田一臣氏による「『仮名序』の文学史」,後半は小町谷照彦氏による「六歌仙 歌と伝承」という内容だった。 多田氏の講座は,まさに万葉集から古今集までの,和歌の歴史の概要を辿るもので,とても早口で駆け足の講演だったが,内容は盛り沢山ながら整理されていてわかりやすかった。 小町谷氏の講座は,六歌仙に古今集の仮名序を中心としていろいろな面からアプローチするもので,苦心作のレジュメも素晴らしく,とても面白い講演だった。お名前のせいか,小野小町が特にお気に入りのようで熱が入っていたことと,お気に入りの蔵書のご自慢などに親近感を持てた。 受講者は圧倒的に年配者が多く,常連も多いように見受けられたにもかかわらず,講座の前半など,度々携帯電話の呼び出し音が鳴るといったマナー違反がかなりあったことは残念。 そして困ったことは,現在では入手困難な本のいくつかを読みたくて仕方がなくなっていることである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月17日 23時58分30秒
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