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飯島あきら

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2009年10月14日
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カテゴリ:読書


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
現実の武士は、働きもしないのに威張り散らし、賄賂や役得などで姑息に利益を得ることに罪悪感を持たず、暇でほかにやることがない割りには勉強もしないし、いざ鎌倉という時には戦わなくてはならないのに、その心がけも実際的な準備もしていないというのが実態だった。本書では、なにも格好はよくないが、それなりの矜持を抱いていた普通の武士の世界を、もっとディテールにこだわって観察していく。

【目次】(「BOOK」データベースより)
「普通の武士」、その偽らざる姿/時代によって武士も大変身/武士の教育水準は低かった/藩と大名をめぐる常識を疑う/武士道どころでなかった下級武士の悲惨/出世すると苦しくなる武士の懐具合/諸々の行事を大事にする武士の生活/サムライ・ファッションの美しさ/日本刀はなぜ神聖なのか/武士の立ち居振る舞いを見習うには/新渡戸「武士道」の外人向け安直さ/サムライとは禅の心を体現した武人

八幡和郎さんが書かれる歴史小話はとても分かり易くて何冊か読んでいるんですが、本作も外れていませんでした。
いわゆる「普通の武士」がどのような生活を送っていたのか、武士の生き方が現代までいかに影響を与えているのかと言うことが分かり易く書かれています。

「武士の教育水準は低かった」という章を読むとショックを受けますが、腑に落ちる点もあったりしてなるほどと思います。

「武士の立ち振る舞いを見習うには」の章で上がっていた小笠原流についての話も為になり、室町時代に興味が湧いて勉強したくなりました。山田風太郎先生が晩年に室町時代を舞台にした作品を出されているのもあるし、室町時代は勉強しがいがありそうです。



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
時は室町後期の南北朝時代―。隣接しながら敵対関係あった大和の柳生と伊賀の服部は、奇妙な形で和合しようとしていた。たがいに三人の男女を選び交合合戦を行い、敗者が勝者に嫁入りもしくは婿入りする、というのだ。だが、この試合は、やがて三種の神器を争奪する南朝と北朝の代理戦争へと発展していくのだった…。柳生に剣法、伊賀に忍法が誕生した由来を描く、その名も『忍法創世記』!忍法帖と室町ものをつなぐ幻の長篇、待望の初刊行。






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最終更新日  2012年03月28日 19時12分17秒
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