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カテゴリ:読書
おぅねぇすてぃ 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 明治五年。函館の商社で働きながら、英語通詞を夢見る雨竜千吉。彼に心を残しつつ、家の事情で米国人に嫁いだお順。御一新のあと別々の道を歩んでいた幼馴染の男女は、築地の外国人居留地で偶然の再会を果たす。今度こそ、互いの気持ちに正直になると誓い合うが、夫は離縁に条件をつけ、運命は再びすれ違う─。文明開化の熱気覚めぬ中、激しく一途な恋模様を描く、傑作時代小説。 【目次】(「BOOK」データベースより) 可否/おぅねぇすてぃ/明の流れ星/薔薇の花簪/慕情/東京繁栄毬唄 【著者情報】(「BOOK」データベースより) 宇江佐真理(ウエザマリ) 1949(昭和24)年、函館市生れ。函館大谷女子短期大学卒業。’95(平成7)年「幻の声」でオール讀物新人賞受賞。2000年『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、’01年『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 宇江佐真理さんの、宇江佐はweatherから、真理はキューリー夫人の「心理を追求しなさい」という言葉から名付けたのだそうです(解説から)。珍しい名字だと思っていたのに本名ではなかったのですね・・ 明治時代に夫婦で英語をしゃべったという夫婦が結ばれるまで話なのですが、主人公とヒロインには、あまり魅力を感じませんでした。脇役が光っています。 特に殿様と呼ばれている水野是清氏は、大変魅力的だと思います。千吉に惚れていた遊女小鶴もいい子だったのにな・・ ヒロインがアメリカに行ってしまい、それを主人公が追いかけていくのかなと思っていたんですが、そこまで話は広がっていきませんでした。 作者によると10年ほど前の駆け出しの頃の作品だというので仕方ないかな。 「雷桜」はお薦めです。 雷桜 蒼井優さん主演で映画化されるそうです。見てみたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年05月13日 21時27分00秒
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