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カテゴリ:読書
赤い沼 鬼子母神の祠に捨てられていた籠女。見捨てられて育った彼女の前に「かごめかごめ」のわらべ歌を研究する青年、野上が現れた時、惨劇の扉が開いた!忘れられない名作ホラー 収録作品 赤い沼 哀島洞窟 防空壕 樹霊の窓 ふしぎな国の黒兎 「哀島洞窟」は、安徳天皇と草薙の剣の行方を研究する主人公の婚約者が行方不明になった後に届いた巻物から始まるミステリー。 「防空壕」は密室殺人と失っていた記憶を取り戻すことがテーマ。 「樹霊の窓」は樹齢500年の樫の木の精と心臓に持病を持った少女の物語。 「ふしぎな国の黒兎」は丹鶴姫と黒兎というちょっと怖い絵本が好きで病弱な少女の夢と現実がシンクロしてしまうというおっかない話。 ↑この丹鶴姫の元ネタはこちらのようです→新宮のもののけ姫、丹鶴姫 表題作の「赤い沼」は多分、高階先生の単行本で初めて買ったものだったと思います。1976年に発表されたようですので、今から34年前の作品ですか・・最後があっけない感じもしますが良くできた話です。 妹はこれを読んでから「ザクロは血の味・・」と言ってしばらくの間、ザクロを食べませんでした。実家にザクロの木があって、食べてましたが血の味はしなかったですけどね。子供にはすっぱすぎた記憶がありますが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月22日 23時33分51秒
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