長男がビジネスコンテストに行ったので、この一週間、家にいなかった。五月蝿い奴がいないと、こんなにさわやかなのかと、スッキリ。女の子一人だけの家庭ってこんなに 楽 なんですね。女の子は言えばとりあえず片付けるし、お腹がすけば自分でご飯作って食べたりもするし。気楽だ。男の子は、生活力が無いから、ほっぽっとくと死にかねないもの。だいたい、なにしろ男の子って存在自体が威張ってるものね。
でも、ここにきて私の周りには、いつも一匹の虫、たぶん、蚊かなにか、が、たかっていてぶんぶん五月蝿い。
いつもは、虫が五月蝿いといって、ぶつぶついう息子が神経質でうるさいやつだなあと、思っていたんだけど、そうか、息子がいれば、息子のところに虫が集中していたんだわ。若い男の子って、エネルギッシュで、おいしいものね。で、その息子がいないので、そのぶん、私のところにくるらしい。神経質でうるさいやつだなあと、思っていたけど゛、そうか、あいつが、虫役を引き受けてくれていたんだ。
息子のいない静かで部屋のちらからない、快適な生活もよかったけど、そろそろ飽きてきたし。もう、今日帰ってくるはず。そろそろいい加減、息子が恋しくなってきたかもしれない。早く帰ってこないかなあ。虫役やーい。
なにせ、虫役の彼のために我が家では、息子のところだけ、一人用の蚊帳がつってあるのだ。
でも、帰ってきたら、やっぱり、うるさくて邪魔でうっとおしいんだろうなあ。