テーマ:暮らしを楽しむ(388154)
カテゴリ:おすすめの本
ある年の感謝祭の日、ある、家族が暗い気持ちで朝を迎えた。 神様からの贈り物に感謝する日なのに「ごちそう」が何もない。 状況は厳しく、挫折と、失望、無力感に打ちひしがれる。 そのとき、大きなノックの音がした。 少年がドアを開けると、大柄な男がよれよれの服を着て立っている。 満面の笑顔で、大きなバスケットを抱え、お祝いのご馳走がすべてつまっている。 驚く家族に戸口の男は言う。 「あなた方がお困りだと聞いたある方からです。」さらに男は笑顔で、 「感謝祭おめでとう」 その瞬間から、少年の人生は変わる。 このことの感謝の気持ちは、少年の心を深く揺り動かす。 少年は、いつか自分もこんな贈り物ができるようなろうと心に誓う。 そして、少年は18歳になったとき、はじめて実行する。 自分で稼いだ、なけなしの金を持って食料品を買い込む。 自分のためではない。その日、食べ物に困っている、家族のために。 食糧を届けるときは、古ぼけた、洋服を着て、ただの配達係りとして プレゼントを渡すようにした。 一件目は、亭主が出ていき、母ひとり、子供6人の今にも倒れそうな家。 そして、家には、まったく食べるものがない。 「お届けものです」 「ぼくはただの配達員です。友達からこれを預かりました」といいながら、 袋や、箱にはあふれんばかりの食べ物を渡す。 そして、メッセージを手渡した。 これは友人からのメッセージです。感謝祭を楽しんでください。あなたたちは それにふさわしい人たちです。自分が愛されていることを知ってください。 そして、いつか、もし機会があれば、同じように誰かに贈り物をあげてください。 少年は、さらに食料品を運び、興奮と歓喜と愛は最高潮に。 家を離れるときは、涙があふれる。 走り去りながら、家族の笑顔を見た少年は、自分のストーリーが人回りしたことに気づく。 その日から今日まで、少年は大きな目標を持った旅を続けている。 その目的とは、自分と家族に届けられた贈り物を別の誰かに届けること。 そして思い出してもらうこと。 その少年とは著者だった。あなたのことを気づかうものがいることを忘れないでほしい。 辛い状況を変える道は必ずある。簡単なステップと、ほんの少しの理解と、 たゆまぬ努力によって、どんな試練でも、それを価値ある喜びのチャンスに換え、 人としての成長と長い目で見た幸福を実現することができる。 今の状況がどれほど苦しく救いのないものに思えても、それを救える道は必ずある。 かつての夢を実現させることだってできるのだと著者は言う。 ふだん誰もが体の中に持っているパワーを呼び覚まし、夢を蘇らせること。 そのために必要なことは、できると信じること。過去は、問題ではない。 これまでダメだったからといって、今日これからすることは無関係だ。 今日することが、明日からの運命を形づくる。 問題にではなく、解決策に、気持ちを集中しよう。 著者は幼い頃の経験から、自分を奮い立たせ、自分を成功へと導くノウハウを身につける。 そして、著者は、読者の方へ(みなさまへ)成功するためのにコーチ役をして、 望む通りの変化を起こすお手伝いしていきたいという。 そして、この本は、みなさまの心に、鋭く刺すような刺激を与えてくれるここと思います。 今日から、自分を奮い立たせるようなエネルギーが満ち溢れることを。 そして、最後に私の心に響いた、著者の言葉を紹介いたします。 「人が変わる手助けをするためには、まず自分が変わらなければならないことに気づいた。 与える人生をめざすだけでなく、実際に人に何かをあたえるようになるためには、 まず自分がすぐれた人物にならなければならない」 参考: 人生を変えた贈り物 あなたを「決断の人」にする11のレッスン 著者:アンソニー・ロビンズ 翻訳:河本 隆行 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 2, 2013 11:02:10 AM
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