テーマ:ひとり言・・?(17598)
カテゴリ:おすすめの本
貧乏の生活の中でも、いつも家には笑いが絶えません。 とても、ユニークな、明るいがばいばあちゃんです。 お腹が空いて眠れないときもあったという昭広。 眠れず、ただただ涙が出てきたと言います。 ご飯のおかずは、家の前の川。上流から流れてくる野菜です。 売っても値が付かない、形の悪い野菜などが流れてくるのです。 普通の家は、メニューを考えてから、買い物に行きます。 がばいばあちゃんの家は、引っかかった野菜によって、 メニューを考えるのです。 あるとき、昭広はばあちゃんに言います。 「ばあちゃん、うちって貧乏だけど、そのうち金持ちになったらいいねー」 そうすると、おばあちゃんは、 「何言うとるの。 貧乏には二通りある。 暗い貧乏と明るい貧乏。 うちは明るい貧乏だからよか。それも最近貧乏になったのと 違うから、心配せんでもよか。 自信を持ちなさい。うちは、先祖代々貧乏だから。 ユニークなおばあちゃんの笑いと、貧乏を明るく生き抜く 力を感じます。 時には、昭宏の気持ちが切なく感じます。 私の子供の頃の感情と重なり、懐かしさも覚えました。 そんな貧乏のおばあちゃんでも、昭広が中学に入って 野球部のキャプテンになります。 昭広は夕ご飯のときに、おばあちゃんに言います。 「こんど野球部のキャプテンになったよ。」 がばいばあちゃんは、むくっと立って、嫁入り道具の 御紋のついた長持ちから一万円札を取り出し、 「昭広スパイク買いに行くよ」といって靴屋で 一番高いスパイクください。と言うんですね。 なんとも、すごいばあちゃんでしたね。 貧乏生活の中にも笑いがあり、楽しさがあり、切なさがあり 人間らしさを感じます。 最後に私が気にいっている、 がばいばあちゃんのどんなときも、「楽しく生きる方法語録」より。 ○人間は死ぬまで夢をもて! その夢が叶わなくても、しょせん夢だから。 ○時計が左に回ったら、時計が壊れたと思って捨てられる。 人間も昔を振り返らず、前へ前へと進め! 佐賀のがばいばあちゃん 島田洋七著より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 21, 2013 07:06:28 PM
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