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カテゴリ:旅とおでかけ
横浜の神奈川県立歴史博物館でやっている「天狗推参!」という企画展が面白いというので行って来ました。なにせ、私が住んでいる南足柄には大雄山最乗寺(道了尊)という天狗のお寺があるので興味津々なのです。
天狗に関する文献(古文書など)や巻物、浮世絵、能面などの美術品が一堂に会していました。その時代によって、人々が天狗に対してどのような意識を持っていたのかもわかるようになっていて、しかも解説の方も常駐してるみたいで至れり尽くせり。 天狗というと、赤い顔で長い鼻、というイメージですが、古来、背中にスズメのような鳥の羽をつけてくちばしのある、カラス天狗のようなもののほうが一般的だったようです。天狗は飛ぶのですねぇ。 で、金太郎さんを描いた浮世絵にその小さな鳥のような天狗が一緒に描かれていることが多い、というところに、地元民としては、ほうほう、と興味を惹かれました。クマやけものと共に、金太郎さんの遊び相手だったらしいです。(→「金太郎と烏天狗」「山乳母と坂田怪童丸) 私がいつも利用している大雄山線の小田原駅には巨大な天狗の面が飾ってあります。数年前の小田原駅のリニューアルの際に登場したんですが、JR改札の上にかかっている巨大な小田原提灯と共になかなかインパクトがあります。 あまりに地元すぎて、子どもの頃は小さいお寺だと思い込んでいたんですが、実はそれなりに霊験あらたかな由緒あるお寺みたいです。もうちょっとありがたがってお参りしなきゃ、と最近は思っております。なむなむ。天狗さんがイメージキャラクターですのでなんとなく親しみやすいです。(→今年の初詣) とりあえず、天狗展だけ見て帰るつもりだったんですけど、横浜美術館で「ドガ展」をやってるというので、ハシゴ。 ドガ好きです。都心の美術館よりも空いていて、見やすかったです。パリのオルセー美術館などの所蔵品を中心にけっこういいものがたくさん来てました。ドガはデッサンの画家。今回、デッサン作品や彫刻作品など絵画の種のような、ドガの制作過程をかいま見られる作品が多く展示されていたのが印象的。 ドガを見て、なんかいい脳内物質がたくさん出た感じ。幸せ。 幸せだけど、予定外に歩き回ってしまったので疲れました。ふぅ。横浜駅近くのヨドバシカメラにも行きたかったんだけどなぁ。断念。横浜は、街並みもきれいだし道路も整備されているのでぶらぶらするのに楽しい街です。一度、住んでみたい街でもあります。ワンコと一緒に歩くのも楽しそうなのです。
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最終更新日
Oct 23, 2010 06:16:20 PM
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