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カテゴリ:癌(がん)・抗がん剤
癌の治療中の叔母が入院を希望しているのが、ピースハウス病院というホスピス。日野原重明さんが理事長です。叔母の家からは車で30分くらいの場所で、今通っている大学病院に行くのとあまり変わらない距離です。
私は、友人に聞いたり、祖母が亡くなったときに自分で調べたりしたので以前から知っていたのですが、母は知らなかったらしいです。叔母は、日野原さんを紹介したテレビ番組で見て、入るならここがいいと思ったらしいです。 最初、母は、叔母本人の希望をちゃんと聞いて、叔父も説得して、大学病院にも説明してからなどとぐずぐず言っていたのですが、とにかく、見学だけでもしようよ、としつこく迫ったら、やっと行く気になりました。 電話で予約したのですが、紹介状や病状のデータを持って正式に相談する予約は、今からだと2月になってしまうそうです。やっぱり混んでる。。。見学だけならすぐにできるというので、さっそく電話した次の日に行くことにしました。 ピースハウス病院は、かなり山の中。車がないと不便な場所ですが、患者さんや家族のために最寄り駅から15分おきくらいにシャトルバスがあるようです。病院なので、院内の撮影は禁止。興味のある方はピースハウス病院のウェブサイトで写真をご覧ください。 病院というよりは、リゾートホテルのような雰囲気で、患者さんがゆったりと過ごせるように配慮されています。ボランティアの方がとても多く、私たちを案内してくれたのもボランティアの方でした。看護師さんなどの姿よりもボランティアさんの姿のほうが多く見ましたが、全体的に、病院のように人が忙しなく動き回るような雰囲気はなくて、本当にホテルのように静かな感じでした。 全部で22床しかないのですが、その大半が個室。それぞれの個室からは直接お庭に出られるようになっています。お庭はきれいに手入れされていました。また、館内にあるアトリウムも素敵でした。館内は大きな窓が多くて、開放的。天気が良ければ富士山もよく見えるそうです。 普通の病院と違うところは多くて、食事はかなりわがままを聞いてくれるし、面会時間も決まってなくていつでもOK、自宅で飼っているワンちゃんとの面会もOK、大人しいワンちゃんなら病室にも入れるようです。お茶の時間や、押し花などのレクリエーション(家族やお見舞いに来た人も一緒に受けられるそうです)があったり、季節ごとのイベントやコンサートもあります。共同のミニキッチンがあるのでちょっとした料理も作れます。 家族や見舞客が泊まれるようにホテルのような部屋も用意されています。個室にはソファベッドがあるので、そこで泊まるのは無料だそうです。予約すれば家族の分の食事も用意してくれるそうです。 とりあえず、診察の相談の予約をすることにしたら、看護師さんが対応してくれて、いろいろな質問に丁寧に答えてくださいました。普通の病院だったらこんなにゆっくり対応してくれないです。それだけでも好印象。 入院だけではなくて、訪問看護や外来での診察もやっています。訪問看護は、ちょっと遠くて無理そうですが、まずは外来で診てもらうというのはよさそう。一週間ほど入院して、痛み止めの薬の調整をしてもらって、あとは在宅で、という方もいるそうです。 叔母が診てもらっている大学病院では、あまり緩和医療に熱心でなさそうで(いまもたらい回しにされてる状態だし)、きちんと叔母の症状にあった痛み止めが処方されているのかどうか疑問なのです。だから、今後、積極的なガン治療をするかどうかは別にして、とにかく痛み止めの処方を適切にしてもらって、うまくコントロールできるようになったら、そこで、また治療をするかどうか考えてもいいんじゃないかという気がします。 それにしても、診療相談が2月なので、それまで大学病院のほうで診てもらわなきゃいけないんですけどね…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Dec 15, 2010 11:06:57 AM
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