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カテゴリ:美容・健康
冬の寒さはこれからが本番という感じですが、お散歩途中で見かける木々のつぼみは日に日に膨らんできています。年が明ければ梅の季節。そのあとは早咲きの桜(足柄桜/春めき)の季節です。つぼみを見ながらワクワク。
定期的に通っている漢方の医師がまたテレビに出ちゃったので、混んでいるかと思ったらそうでもなく、診察のときに聞いてみたら混むのは(予約が入っているのは)これからだそうで。来月の受診のときは待たされるかなぁ…。 膠原病関係では大学病院と漢方と鍼灸と、3カ所通っています。治療のためもあるけれど、それぞれの先生の意見を聞きながら自分の中で(生活習慣も含めて)方向性を考えて決められるところがいいです。 漢方の先生はもともと西洋医学の勉強もしている医師ですので、説得力があります。大学病院では3分間診療でなかなかゆっくりしていられないのですが、漢方の病院は普段は比較的空いていて(ひとりひとりの診療時間を長くとれるように予約を入れていて)、診察と関係ない話も先生がしてくれたりもします。大学病院のほうで言われたことで不安なことがあると漢方の医師に相談。説明してもらうと安心します。先生のお人柄もあると思いますけども。 鍼灸院は週に2回通っていて、日常的なことで不安があるとそれに合わせて治療してくれるので助かっています。治療が効いてるのかどうかはよくわからないけど(肩こりなんかはすごく軽くなったりします)、やってもらった、という安心感。即効性はないけれど、長い目で見たら明かに体調良くなっています。 そんなわけで、日頃から医療に(必要に迫られて)親しんでいる私なので、なんだかんだと医療関係の話題には敏感です。 先日、NHKの「クローズアップ現代」で放送していた「ある少女の選択 ~“延命”生と死のはざまで~」を録画しておいたら、母が先に見て「おばちゃんのこと考えちゃったよ」って言ってました。今日、私も見ました。どんな治療でも可能性があれば受けさせてあげたいという家族の思いと、延命治療を拒否したい本人の思い、難しい問題です。 私はどちらかといえば患者側に感情移入してしまい、延命治療の拒否というのに共感。しかし、家族はできれば治療を続けて長く生きて欲しいと願う、患者側としては自分はもう十分だけど、家族のその思いに応えたいという気持ちで過酷な治療を受ける決意をする人もいるのではないかな。残される人たちの心を思いやる、患者側の気持ち、っていうのもある気がします。私自身の中にもそういうものがあるし。 ガンの転移が見つかった叔母についても、母のきょうだいも含めて周りでいろいろ相談していますが、それぞれの「命の価値観」は違って、答えは出ません。一緒に暮らしている私の家族の中でも違っていて、父や母と話していると、叔母の話をしているんだけど価値観や考え方の違いが言葉の端々に感じられて、(病気である)私自身のことも理解されてない部分も多いんだな、と思ってしまいます。 受けられる治療があって多少でも長く生きられる希望があるなら(副作用などがあっても)受けた方がいい、というのは健康な人に多い考え方のような気がします。「クオリティ・オブ・ライフ(生活の質)」という言葉がありますが、治療によってその人本来の活き活きとした生活ができなくなるよりは、身体が動いて自由が利く期間ができるだけ長くなるようにしてあげたほうがいいと、私は思います。治療によって病気がよくなり、そういう生活が送れる期間が長くなるのなら積極的に治療したほうがいいと思いますが、そうでないのなら、治療をせずに自由な生活を長く送れるようにしたほうがいいのではないかと思います。私自身はそうしたい。 あとは、治療するにしても、やめるにしても、本人がきちんと納得しているかどうか。叔母の場合、医師の説明がよく理解できてない節があったり、周りが治療した方がいいという人が多いのでその意見に流されてしまっていて、叔母自身の考えが揺れてしまっています。私は気持ち的には叔母に近い立場にいると、自分では思っているのですが、「おばちゃんをホスピスに入れたいんでしょ」と言われてしまいます。 ホスピスがどんなところなのか、叔母がしっかり理解して、今後受けられる治療とその影響についても理解して、その上で叔母自身が決めればいいと思っているのですけどもね。周りでやいのやいの言っていて、叔母本人の意思がほったらかしなのが気になります。 完治、するのだったら治療を受けた方がいいと思っているのですが、叔母は医師からそういう説明をまだ受けていないようで、どんな治療をするのか、その結果どうなるのか、叔母自身も分かっていないみたいです。いろいろ心配ではありますが、見守るしかないです。 叔母の場合、私のように他に相談する医療機関もなく、セカンドオピニオンも受けず(以前勧めたけれど結局受けなかった)、周りの素人意見に左右され、精神的にも落ち着かないんだろうなと思うのですが、それも本人(と家族である叔父)が選んだ道なので仕方ないのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Dec 19, 2010 06:25:11 PM
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