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カテゴリ:アート・デザイン
練馬区立美術館で「鹿島茂コレクション1 グランヴィル-19世紀フランス幻想版画展」を見て来ました。池袋から15分くらい、としまえんのそば、遠かったですが行ってよかったです。
グランヴィル展の新聞記事を読んだら、無性に見たくなってしまって、がんばって行ってしまいました。もうちょっと軽く見られるかと思ったら、予想よりも充実していてじっくり見てしまいました。他の美術館より安い500円の入館料というのがお得感を増しています。 グランヴィルは風刺画家のオノレ・ドーミエや作家のバルザックなどと同時代の挿絵、風刺画家です。日本ではほとんど紹介されたことがない作家だそうです。たしかに、絵は見たことあるかもしれないけれど、画家として認識したのは初めてかも。 今見ても古くなく、斬新で辛口で楽しい作品ばかり。動物を擬人化した作品が多く、宮崎駿が関わったアニメ「名探偵ホームズ」を彷彿とさせます。未知の怪物や擬人化された昆虫なんかはポケモンみたい! 手彩色された石版画や木口木版画、銅版画は新聞購読者へのオマケだったり、本の挿絵だったりしたみたいですが、当時の活字やレイアウトも見所のひとつかも。カルトナージュ(厚紙に布などを貼ったもの)にイラストを箔押ししてある本の装幀も贅沢で素敵。 かなりの展示点数がありましたが、全部、フランス文学者の鹿島茂さんのコレクションだそう。集めたくなるのもう頷けるけど、…小さな美術館が開けるくらいの量。趣味の域を軽く超えています。 グランヴィルはガラス作家のエミール・ガレにも影響を与えたそうで、ガレのガラス器もいくつか展示されていました(これはサントリー美術館の所蔵品だそうです)。
チワワの小太郎のお散歩コースの早咲きの桜、もうすぐ咲きそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Mar 9, 2011 01:06:06 PM
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