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テーマ:チワワな生活☆(3590)
カテゴリ:癌(がん)・抗がん剤
末期癌で入院中だった叔母がホスピスに転院したのでお見舞いに行って来ました。順番待ちでなかなか入れなかったのですが、やっと。ホスピスという場所柄、順番が廻ってきたことを率直に喜ぶというのもちょっとはばかられますが、それでも間に合ってよかった。本人も、家族も安心しました。
お正月に手足の自由が利かなくなり、入院して首に転院したガンを手術。手術しないでホスピスへ、という選択肢もありましたが、医師の勧めもあり本人が希望したため、治療するほうを選びました。医師は良性の可能性が高いからということで手術を勧めたのですが、結果的には悪性。ガンは取り切れずに残りました。もともとは子宮ガン。それが脳に転移、頭の手術も2回しているので、首以外にも転移している可能性はあり、手術することは体力を落とすことになるんじゃないかと心配しましたが、本人は比較的元気でリハビリにも励んでいました。しかし手足は思うように動かず、ほとんど寝たきりで半年。 転院を繰り返して、そのたびにちょっとずつ環境が悪くなって、最後の病院では1ヶ月間お風呂に入れてもらえませんでした。たぶん脳がガンに侵されているせいで、だんだんと目が見えなくなったり耳が聞こえなくなったりしています。もう昔の記憶と今の状況がごっちゃになっているようで、自分がどういう状況なのかよくわかっていないようです。が、「痛いよう」「つらいよう」「なんとかしてよう」と母に言っていたらしいです。早くホスピスに入れてあげたいと思いつつも、4人部屋の順番は廻ってこず、間に合わないかもしれないね…と話していたところでした。(個室だったらもっと早く入れるそうです) そして衝撃的事実。なんと叔母が飼っていたキャバリアのナナちゃん、5月か6月頃に亡くなったらしいです。口べたというか人付き合いが超苦手な叔父。そのときに教えてくれればいいのに、今頃になって、しかも母がちょっとナナちゃんの話題を出したときに「ナナはもう死んじゃったよ」と一言二言で終了だったそう。亡くなった時期も定かではありませんが、母が言うには、そういえばある時期からナナちゃんの話がまったく出なくなった、とのこと。 ナナちゃんはもともと持病があった上に高齢だったので亡くなったのは仕方ないと思うのですが、知らないうちに亡くなってたことがショックでした。一足先に虹の橋に行って叔母を待っていてくれていると思います。 ホスピスには犬も連れて行けるから、ナナちゃんの顔を見せてあげようと思っていたんですが、とても残念。せめて、チワワの小太郎を連れて行こうとしたんですが、叔母の病状がかなり深刻だという連絡を受けたのでとりあえず今回は小太郎はお留守番でした。 ホスピスのベッドはふかふか。叔母がいままでいた病院は人の出入りが激しくて、音に反応して落ち着かない様子だったのですが、静かな環境になって状態がとても良くなったそうです。痛み止めなどの薬の処方も全然違うんじゃないかと思います。痛いとかつらいとか言わなくなって、母と叔母が私たちが行く前日にお見舞いに行ったときにはいままでにないような笑顔でたくさんおしゃべりしていたそうです。もう延命治療はしないので、どんどん弱っていくのでしょうが、前にいた病院のようにつらそうな顔を見ないでいいのは救いです。身体は弱っても、精神的に落ち着いて過ごせる場所がホスピスなんだと思います。 昨日、私たちが行ったときには軽い昏睡状態で危ないかも、という状況だったのですが、帰り際になって少し目を開けたり手を振ったりしていて、話しかけると反応してくれたので一安心。しかし、もう日にち単位でどうなるかわからない状況らしいので、あとはなるべく痛くなく、安らかに最期を迎えてくれることを祈るばかりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jul 29, 2011 05:11:52 AM
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