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カテゴリ:祭り・イベント
あれ!どこかで見たような画像
忘れられていた正月行事 飛騨の文化がここまでやってきていましたね。飛騨の花餅です。 スーパーの花屋さんで携帯にて撮影 【飛騨の花餅】 飛騨のお正月の風物詩「花餅」。今ではどこの家庭でも見られるものではなくなりました。生花が手に入りにくかった昔の冬の飛騨では、お正月の部屋を飾るための大切な行事だったようです。 はじまりは定かではなく、養蚕農家が繭玉を木の枝に付け正月飾りにしたことからとか、 鏡餅を八百万(やおよろず)の神・万物に供えるかわりに、小さな餅を枝にたくさん付けたのだとか、さまざまにいわれているようです。 昔話には、神様が餅を木に付け人々に分け与えたが、ある年、欲深い者たちが自分勝手に取ったために、それからは餅が木に付くことはなくなったとある。 花餅に込められた思いは、飛騨人の心の中に深く息づいていようですね。 【福島の団子刺し】 私の故郷福島会津地方でも団子刺しという正月行事が有りました。 団子刺しは商売繁盛、五穀豊穣、無病息災を祈願し、米の粉を練り赤や白の団子、モナカで作った亀、鶴、大判、小判など縁起ものをミズキの枝に飾りつけます。 毎年ドンド焼きの火で門松やお札、しめ飾り、お守り、破魔矢などを焼くわけですが、そのときにだんご刺しの木も一緒に焼くわけですね。 その火で焼いた団子を食べると無病息災とか賢くなる等と言われています。ですから、ほんとは焼いてたべるまでが祈願なんですね。養蚕が盛んだった頃に、沢山の繭が取れるようにと願いをこめて米の粉で繭を形どった「だんご」を作って正月の飾りとしていたという言われがありようです。 最近、ここでも飛騨同様、どこの家庭でも見られるというものではなくなりました。 養蚕が由来になっていることでは、両地方とも共通点があるようですが、養蚕が盛んな頃に生まれた伝統文化だから仕方がないのかも知れませんね。 最近ではドンド焼きも消防署の立会いとか、燃やすものも有害なものが含まれドンド焼きも衰退してきているようでね。 我が家では、御札やお飾りは神社で焼納していただいています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.01.04 17:53:45
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