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カテゴリ:環境(エコツーリズム)
雨岳文庫・菜の花まつり
神奈川県伊勢原市 国の有形文化財にも指定されている山口家。 NPO法人雨岳文庫を活用する会(山口会長)では、民家の魅力を次世代に伝えようと建物や敷地の畑などを使って、色々な体験型の企画を行っています。今回は、山口家の広大な敷地を一周するように作られた菜の花散策路がオープン。3月20日から4月末までの土、日に一般開放されます。 この母屋は、明治2年に現在の場所から500メートル離れた場所にあったそうですが、曳家(引張って移転)されて現在の地に!? 約1カ月半を要したようです。 西側は梅畑、その下には菜の花が植えられ散策路となっています。 菜の花の散策のため休憩用の手作りのテーブルまで用意されていました。うれしいですね。 大山と菜の花 posted by (C)sanpo 山口家全景 山口家全景 posted by (C) sanpo 少し話が飛んでしまいますが、この時間の訪問は私と東京マラソンに参加するために大阪から来たと言う夫婦。奥様が昔、この近くにあるリハビリテーションセンターに入院していたそうで、その思い出にと大山に立ち寄ったようです。 普通ならバスに乗るところ、さすがマラソンランナーですね。駅から歩いて来たそうです。その途中で偶然ここを知ることになったようです。 お茶と特製の漬物、甘酒の接待でなぜか話が弾みます。 また、神奈川に来たいと・・。しっかり神奈川の見所をマップに書き込んでいました。 玄関から入ると土間があり、いきなりケヤキの大黒柱(14寸)の太さに圧倒されます。居間のふすまもケヤキの一枚板! 槍等もありますね! 茶の間 posted by (C)sanpo この太い大黒柱、赤黒くピカピカのケヤキの木、どうやら漆が塗られているようです。また、木の節目には飾りの埋め木が! 職人の技術の高さがうかがえますね。 各部屋は、格式の高さを示す造りが随所に見られますが、奥のふすまには、日本初の女性解放運動家である中島湘烟の書が! 大黒柱 posted by (C)sanpo 離れもあります。 離れ posted by (C)sanpo 普段は、左側が入り口になりますが、障子の見えるところは、式台(身分の高い人を招くときに用いられる特別な玄関。 ここは皇族の方々も、訪れたところだったようです。 玄関側 posted by (C)sanpo 肝心なことが後回しになってしまいましたが、8代目当主「左七郎」は、神奈川の自由住民運動の指導者として名を馳せた人物。 雨岳文庫では、その資料や、山口家の歴史も展示しています。 第1回は『自由は大山の麓より・・』 次回は『大山みち』を予定。 山口家住宅は雨岳文庫といわれますが、「雨岳」は当主の雅号で、大山は別名(雨降山)とも呼ばれることから。 手前にあるのは井戸。現在も使われています。 土蔵の資料館 雨岳文庫 posted by (C)sanpo NPOの会員が、水琴窟を作る作業をしているところです。 いい音がでるといいですね。マイクを仕込んだらどうかと提案してきました。それなら多くの人に聞こえる。 水琴窟 posted by (C)sanpo 裏側は2階建て?この建物はその昔は代官所で、2階建ては不自然。 これは曳家後に増築されたもの。長い間の歴史の変化か? 裏側 posted by (C)sanpo 4月25日講演会「最後の名主代官屋敷」 山口家住宅、建物についてのお話 4月26日 「旬なタケノコを掘ったり食べたりする会」 5月6日 「新茶作り体験会」 問い合わせ 0463-95-0002 「雨岳文庫を利用する会」 山口匡一 雨岳文庫活用する会 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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