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お化粧をする花
どういう訳かこの時期になると一部の葉が白くなります。 この白い葉は、葉の組織に葉緑素を欠いているために見られるものです。 一枚の葉全体が白いのではなく、葉の先端部には、緑色が残っていてちょうど半分だけ化粧をしたように見えるので「ハンゲショウ」と呼ぶのだそうです。 また、一説には「半夏生」つまり、夏至から11日目(7月2日前後)の「半夏」の頃に白い葉をつけているので、とも言われています。 花は、6月から7月頃に咲きますが、花びらもがくもなく、雌しべと雄しべからなる花です。 ハンゲショウ ツチアケビ 全体が茶色で葉も無く、黄褐色の花をつけた草が、ニョキーと立っています。 これがツチアケビ(ラン科)です。 普通の草は緑色をしており、自分で光合成を行い、養分を作っています。しかし、この草は、緑色ををしていないので、当然自分で養分を取ることが出来ません。つまり、他のものにくっついてそこから養分を取っています(腐生)。 名前のツチアケビとは、秋になって房状にたれさがる赤色果実が、アケビの実に似ていて、土に生えているからだと言われています。 ツチアケビ 薄暗い林のためフラッシュを使用。 光合成とは 植物の緑のもとになる葉緑素が光のエネルギーを用いて、CO2(二酸化炭素)を有機物に転化する過程をいいます。 水が消費され、同時に固定されたCO2と同量のO2(酸素)を発生します。 7月9日撮影 神奈川県自然保護センターにて観察することが出来ます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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