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カテゴリ:留学以外の中国関係の思い出
1990年代も半ばにさしかかろうかという頃の話です。
仕事で行った北京郊外の町で、同僚の女性と食事しようと店を探して、 ぽつりぽつりとしか商店が無い、だだっ広い大通りを歩いていると、 ちょっと向こうに新しそうな建物が見えました。 1階には何件かのテナントが入っていて、 2階部分は全部のスペースが、1軒のやや改まった雰囲気のレストランで占められています。 「あそこ、どうかな?」 レストランを指さして同僚に打診すると、彼女も即答でOKだったので、 入ることにし、建物の前まで行きました。 が、どうにも、入口らしきところが見当たりません。 ガラス越しに見えた店の中では、何組もの客が歓談していて、 営業しているのは間違いないのですが…。 忍者ビルで壁に体当たりをすると、くるっと回転して入れるとか…?←それはないだろう。 どう考えても1階から入るとしか思えないので、もう一度テナントをよく見直しました。 工業系の部品屋があって、隣は準備中だけど看板もすでにかかっている同じく工業系の店で、 そのとなりは… ペットショップ? 覗いてみると、コンクリート打ちっぱなし、というよりむき出しの空間には 小動物が入っているいくつもの檻が雑然と置かれ、 その周りは羽や毛が飛んだり糞がちらかったり、と、決して衛生的ではない環境です。 (動物愛護団体の人が見たら「虐待だ!」と主張しそう。) 気になってさらによく見たら、奥にあるのは階段? まさか、2階へ上る入口!? と、ちょうど上から、いかにもレストランへ行って来たらしい人たちが下りてきました。 やはりここが入口のようです。 ってことは、この動物たちはペットじゃなくて食材!? ひゃぁ~! ショックは大きかったのですが、別の店を探して歩き回るのも疲れるので、 ここの店で食事をしました。←よく食べる気になれるって?(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月21日 06時35分18秒
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