Memory of ツワリ
来週から6ヶ月に突入!ということで,いよいよ妊婦ライフも中盤に入る。そこで忘れないうちに初期の辛~~いツワリ時期をノビ太さんがいかによく頑張ったかを記念に残しておきたいと思う。ノビ太さんは明日帰国する予定(のはず。笑)でただいま出張中。今回は突然決まった出張で,しかも私が妊婦状態なので1週間も家を空けるということが心配だったようで,先週の木曜に出張を言い渡され帰宅するなりノ「でな,○○ちゃんのお母さんに1週間,こっちに来てもらえんやろか?」私「は?なんで?」ノ「心配やし,寂しいやろ?」私「なんで?」こんな感じで,出かける日は朝4時半に家を出るまでノ「年末で物騒やから,戸締りはちゃんとするように! 特に火曜は注意するように」私「へ~~~い!」当日はゴミ出し日で,ゴミ出しの心配までするノビ太さん(笑)(火曜はマタニティビクス,生協といろいろあって,戸締り率が 非常に低いのだ。ヘヘヘヘッ)この神経質さは性格だとは思うが,彼は日本の長男らしく大切に大切に育てられ,社会人になるまでは自宅,社会人になってからは独身寮(賄いつき)だったので,家事らしい家事は教わっていない。なのに,これだけ出来るようになったのは,ひとえに私のおかげ☆いえ,私の教育の成果だ(笑)私が勤めていた頃,出張で2週間とか家を空けていた時もちゃーんと家事をしてくれていたし,エアコンの掃除までしてくれていた。仕事が私の方が遅いことも多かったので,いそいそと先に帰ってご飯を作り,帰りの遅い妻を駅までお迎えするという献身ぶり。きっと私が先にあの世に行っても,子供もちゃんと育ててくれるであろう。頼んだぞ,ノビ太!さてツワリ時期に話を戻すと,《ノビ太さんの一日》朝:朝食&弁当作り 私が食べられる果物(梨とか)の皮を向いて冷蔵庫に入れる 私のお茶の準備 ゴミ出し昼:仕事 夜:夜ご飯作り&後片付け お風呂の準備 布団の準備土日:掃除(今まで見たことのないほど頑張ってやってた)文章にするとたったこれだけだけど,これを2ヶ月やっていたのだ!えらい!!しかもどれも私がお願いしたことではない。パチパチパチ!!私がやったことは,洗濯(洗濯機がやってくれる)&干す,洗濯物をたたむ・週に一度生協へ注文を出す(吐きそうになりながら),2,3日に1度掃除機をかける,そのくらい。10数年も歯医者以外に医者に行ったことのない(それまでもほとんど行った事ないけど)私がこんなにツワリがひどいとは想像もしていなかった。たぶん誰も。(母もひどかったらしい。義母は産む直前までゲ~ゲ~してたそうだ。2人ともすっごい丈夫な健康体)8月下旬になんとな~く体がだるく,歩くスピードが落ち,夕方にあまりのダルさで30分くらい寝たりしていた。年か?と思い,体力強化の為に長距離サイクリングを始めようとしていた矢先,ある朝,朝食&弁当を作ろうと台所に立ったが目眩。。。血圧が下がっているのか(もともと低血圧体質。でも朝は強い)と思い,ちょっと横になるが目眩がひどく起き上がれず,その日はお弁当を諦めてもらう。と・こ・ろ・がこの日からな~んとほとんど起き上がれなくなったのだ!座っているのも辛く,とにかく気持ち悪いのと具合の悪いのがずーっと眠っている以外は続いた。もちろん食べ物は一口食べるのが精一杯。匂いにも異常に敏感になり,温かいご飯も味噌汁も,冷蔵庫を開けるのも全て嫌になった。(前日まで普通通りに食べられたのにね。不思議)TVの音も駄目だし,食べ物の文字さえも見ると吐き気がした。もう生協の注文を出す時は(インターネット注文している),カタログを見ること自体,苦痛。しかし,こちらに引っ越してくる前のように便利な所に住んでいないので仕事帰りにスーパーで買い物をして食事の支度から後片付けまでノビ太さんにさせるのはあまりに忍びなく,せめて食材だけでも揃えてあげねばとヨロヨロしながら,文字を見るのも気持ち悪い食材の注文をした。ツワリも2ヶ月とか3ヶ月とか続くと言われているし,いつ終わるのか見当もつかない状態だし,このままではノビ太さんの負担があまりにも大きいと思い,彼とも話し合った。何しろノビ太さんは,スーパーでお惣菜を買ってくるとかそういうのが好きでないタイプ。しかもお弁当屋さんとかもないし,私が起き上がれないので外食も出来ない(外食するところもあまりない)ノビ太さん一人で外食して帰っておいでと言っても,絶対にしないし。。。彼の負担は大きいが,お惣菜を買ってくるとか一人で外食は絶対に嫌だと言い自分が頑張ると言うので,じゃあもう少し我慢して頑張ってねということになった。毎晩寝る時には「今日もいろいろとありがとうね」と声をかけていたが彼は私に辛い目にあわせていると言ってくれ(涙・涙),常に「共同責任やから」と笑って頑張ってくれた。本当にありがとう。きっと途中疲れて嫌になったこともあるだろう。いや絶対にある。金曜の夜はご飯を食べた後は,片付けは翌日にすることにしてもらってゆっくりと過ごすようにした。せめてもの骨休めだ。こうしてどうにかこうにかノビ太さんを細く長く(?)働かせながら2ヶ月を乗り切ってもらった。私がある夜大丈夫そうだと思い,台所に立っていると帰宅したノビ太さんが,「あ!○○ちゃんが台所に立ってる!」と本当に嬉しそうな顔をしていた。私も具合が悪くて確かに辛かったが,ノビ太さんの辛さも相当だったと思う。何しろ私のツワリが移るほどなのだし(笑)桂枝雀さんのDVD10枚組をご褒美に買ってあげたが,ノビ太さんへの借りは簡単には返せそうにないだろうなぁ。まぁいつかそのうち,出世払いで返すね(笑)↑ノビ太さんが大好きな枝雀さん☆