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ガイアの風

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2008年08月03日
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8月3日(日)20時~21時放送の「ガイアの風」◆パート1

出演者:コスタリカ研究家 足立 力也さん

テーマ:地球の裏側から緑の風が吹く

(写真左 足立さん  右 藤原)


 足立力也さんは中南米を心から愛している人だと思った。

私は大学時代、史学科で中南米史を専攻し、卒業論文はキューバのカストロを題材に取り上げ、カストロは無神論者か?をテーマに論じることを試みた。
今もそうだろうが、キューバに関する文献は極端に少なく、私もたびたび友人と上智大学のイベロアメリカ研究所へ資料を探しに出かけたことを思い出す。

中南米の文化、小説、音楽…には青春時代の甘酸っぱい思いでがつまっている。
岩波文化ホールにて“苺とチョコレート”という映画を見たのも大学生の頃。


足立さんは来月、キューバを訪れるそうだ。
あれほどアメリカの脅威にさらされながら、アメリカに屈服せずに自国のアイデンティティと
国民の幸福を守ろうとする頑強なるカストロの姿勢は国外では一独裁者だがキューバ国内ではカリスマを超えて国民の父である。
アメリカ主導の資本主義に民族魂を売り渡した現代の日本人リーダーにないものは何だろう。考えさせられる。
どこの国でも問題は多々あるが、高度な医療と教育が誰にでも平等に与えられるということの持つ意味は大きい。


 足立さんが研究しているのは中南米の小さな国。コスタリカ。
どんな国かどこに位置するのかさえ知らない人が多いだろう。私もコスタリカに関しては全く無知だ。
足立さんは年に2度ほどオルタナティブツアーと称してコスタリカピースツアーを行っている。
コスタリカについては以下の説明で知って頂きたい。足立さんのホームページより抜粋した。
 
戦争や内戦が絶えなかった、中米地域にあるコスタリカ。
この国には1949年以来、名実ともに軍隊がありません。
「軍隊がないことが最大の防衛力だ」と、この国では考えられています。
平和、人権、環境、民主主義などの分野で、国内外での貢献をアピールして支持を得ることで、外国から侵略されるタテマエを排除し、かつ周辺諸国の平和構築にも多大な貢献をしてきました。
平和を現実的につくり出しているのです。
 また、経済的には「途上国」で、問題も抱えていますが、社会指標は先進国並み。
"Pura Vida" (プラビダ)―-純粋で素朴な生活や人生。コスタリカでもっとも耳にする言葉です。
経済発展ではない、違う「社会的な」豊かさが、ここにはあります。 

 足立力也氏HPより

オルタナティブツアーとは?
 軍隊がない社会システムとはどういったものか?
 軍隊を必要としない人びととはどういった考え方をしているのか?
 現地の様々な機関を訪れてシステムを知り、
 現地の一般家庭に2泊3日お邪魔してその価値観に触れ、
 徹底的に保護された自然保護区を訪れて自然環境と私たちの関係を再構築する、
 他では味わえない「ピースツアー」です。

「軍隊を持たない人びと」が持つ、私たちとはちょっと違った「平和観」は、私たちが現在抱える様々な社会問題に対するヒントとなるでしょう。

平和、人権、環境、民主主義…これまでの価値観を総合的に捉えなおす、絶好の機会です。

 足立力也氏HPより

 西側からの偏った情報でしか、私たちは世界を正しく知らない。
中南米の政治情勢もアメリカという国からのフイルターのかかった情報から伝え聞くに過ぎない。
そして世界は急速に変わっているのであり、これまで途上国と呼ばれてきた国々がさまざまな面で台頭してゆく新時代に突入している。
欧米諸国や日本などの先進国と呼ばれる国々の二の舞にならないように、影の部分を伝えてゆくことも日本の役割であり、勇気である。

 日本になくて、コスタリカにはあるもの…それを聞いてみた。
すると足立さんは少し考えてから“見えないものを大切にするこころ”と云われた。
日本には今、度の越えた物質主義に押し流され、ひん死の重傷を背負いながらも失った民族魂や誇りを取り戻すべく、気づいて行動している人々が増えてきている。
よいニュースも日々いろいろなところに溢れて出ている。
でも実際に伝わってくるニュースは物の価値変動に右往左往する国民の姿。
不安が不安をあおる悪循環がそこにある。それこそが、物質主義に他ならない。
物に頼って大切な感じるこころを私たちはもう長く置き去りにしてきた。

 私たちに必要なことは本当のことをまず知ること、体感すること、気づいて行動することである。
自分のアンテナ、感性を最大限に働かせながら。
 地球の裏側の国々が貧しさの中でも失わなかった自国への誇り、見えないものを大切にするこころ、環境や自然と共生しながら行きてきた知恵を私たちは今こそ、見習わなければならない。
真のグローバリズムとは?互いの立場や環境を越えて、分かち合うという経験が重要だ。
そんなきっかけになるのが足立さんのオルタナティブツアーなのかもしれない、と思った。
発展の裏にある犠牲をもう繰り返してはならない。

 私たちは全ての問題において境域に立たされている。

もどかしく苦しくてならない境域に立ち、どこに向かうのかを再び見据えるべき時にある。
草の根的に運動している人々のいろいろなアクションがやがて地域を変え、国を変え、世界を変えるうねりとなるだろう。
芸術の分野における交流も大切だ。足立さんは気負わずに、オルタナティブツアーを通じての文化交流に努めている。
それから足立さんは参院選出馬というチャレンジ。

緑の党の存在が今の官僚主導の腐敗政治を圧倒する力となるには、私たち一般市民の意識の変革も不可欠であろう。
古いシステムを捨てようとしない政治家やマスコミの伝える歪んだ情報に一喜一憂しないよう、物事の本質がどこにあるのかを目を見開いて感じてみる!コスタリカやキューバのような国々は一度辛酸をなめて自国民の真の幸福が何かを学んだ。
前向きさ、陽気さも暗くて希望を持てない日本の若者には何よりも大切な要素だ。
ラテンのエネルギーは今、世界の潮流なのかもしれない。
私たちは苦しくても明るく人生を謳歌するエネルギーをどこかで失ってしまった。
けれど本来、日本人は勤勉で何度も何度も失敗をしながら最良のものを生み出すことのできる粘り強い民族性を備えている。
生きるエネルギー、創造するエネルギーを思い出すことがこの国の活力となる。

 もうすぐ終戦記念日がやってくる。夏は歴史の良心が自然にあらわれる季節だ。
戦争はいろいろなところで今も実際起きている。各国が利権を主張している場合ではない。
 日本と日本人が失った輝きを取り戻すべく、真の霊性に目覚めなければならないと、促されながら…このすさまじい異常気象、自然災害…ほか多くの事象が意味する本意をこころ静かに澄ませて聞き取らなければならない。

 私にとって久しぶりに南米から吹いて来た風は足立さんを通じて、元気を出せというメッセージそのものだったような気がする…若かりし頃のラテンアメリカへの思い、革命への憧れ…
 いつかコスタリカ、キューバへのツアーへ同行したい。
変わりゆく世界、今回の足立さんのキューバへの旅の最新の報告を楽しみにしていたいと思う。

    足立力也氏HP→http://www.adachirikiya.com/


 (コーディネーター 藤原 美弥子)


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最終更新日  2008年08月22日 14時57分59秒
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