カテゴリ:食と農について
出演者:九州酒匠の一座 producer 梅酒マイスターJAPAN producer BELLINI.Labo manager 白木 香次(こうじ)さん テーマ:ラジオもったいない塾第10回「香りある食と農と酒と文化」 白木さんは、3年ほど前に体をこわし、それをきっかけに、食を大事にしようと、食の世界に踏み込むことにしました。 白木さんは、表記の肩書きのほか、 Jrベジタブル&フルーツ・マイスター、 フードコーディネーター 食育インストラクター の肩書きももち、食文化ソリューションの提案を軸に、仕事と活動をされています。 門司区在住です。 そんな白木さんの、活動についてお話を聞かせていただきました。 ●九州酒匠の一座 酒蔵、流通、広告等のメンバーが一体となって、新しいお酒を造って売る組織です。 「紫川の源流で作った無農薬の紫米で作った紫のお酒!」 小倉南区、紫川の源流、井手浦に、篠田さんという無農薬米にとりくんでいる方が、そのお米を使ってお酒ができないかと、無法松酒造さんに声をかけたのが始まり。 お酒は、発売前完売の大人気でした。 また、この紫咲米は、市内のお店「サイラム」「ハグカフェ」「ティア」「クリーム」などでも売られています。 昨年は、八幡「のうみ農園」さんにお願いし「コガネダイズ」を栽培しました。 「コガネダイズ」は昔、豆腐つくりに使われていた大豆で、今は絶滅危惧種になています。 この昔の大豆で、昔の豆腐を作って、昔の日本の豆腐を食べてみたいという企画です。 昨年の挑戦では、まだ少ししか取れませんでした。今年は豆腐ができるのを楽しみにしています。もちろん、無農薬です。 ●野菜ソムリエとしての活動 野菜ソムリエ・・・という、ちゃんとした資格があるのですね。 皆さん、知ってました? 白木さんは、野菜ソムリエの資格者の集まり「ベジフルコミュニティ福岡」の北九州地区のコミュニティを作りました。 そして、みんなで、農園見学や、旦過市場の食イベントや、エコライフステージイベントに参加したり、定例会を行ったりしています。 昨年は、珍しいアジア野菜農家さんを小郡市まで訪問し、そのご縁で、「野菜焼酎・元気玉2008」を作りました。 私吉岡も昨年忘年会で、飲ませていただきましたが、とてもおいしかったです。ラベルもとても楽しいものでした。そして私は二日酔いをしました。 それから、お酒があまり飲めない人にお酒を愉しんでもらうため、フルーツの梅酒を造っています。先日は門司港のバナナ梅酒を作りました。香りもよくおいしいそうです。 ●今後の活動 これからも、農家さんと一緒になって、楽しい、おいしい、お酒や食べ物創りを目指していきます。 井手浦での活動を「北九州ぐるぐるグルメ」という名称にして、農家さんと一般の消費者の方々を繋げるお手伝いをしたいと検討中です。 農家さんや、オーガニック料理の食べられるレストラン、カフェのマップを作ってみようかと思っています。 野菜ソムリエが考案したレシピを付けて、野菜の配達を始めた仲間もいます。 農家見学ミニツアーもやったり、講演もやったり、身近な地元野菜のことを伝えることをやっていきたいと思っています。 ●白木さんからのメッセージ 「皆さん、人生で限られた回数の1日3回の食事を、大事においしく、愉しみませんか!」 白木さんのブログ http://cozykoji.jugem.jp/ ●吉岡感想 食と農はとても大事で大きな問題です。食の安全、健康、自給率、環境・・といった多くの重要な面があります。 豊かさとは何か。 GDPが毎年毎年増えていき、景気が毎年毎年さらによくなり、経済がどこまでも発展、膨張しなければ、豊かにはなれないのでしょうか。 違うでしょう。それは、環境破壊の道でもあります。 自分たちで野菜つくりに参加し、それを、おいしく料理して皆で楽しく食べる・・・ それは、とても、おいしく、目の覚めるような豊かさを味わえるものです。 本当の豊かさとは、こっちの方向にあるのではないでしょうか。 (コーディネーター 吉岡) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月22日 16時34分30秒
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