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ガイアの風

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2009年05月17日
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カテゴリ:食と農について
◆5月17日 FMガイアの風 20時~21時 レポート

出演者:マザーアースのメッセンジャー デジャーデン・ゆかりさん

テーマ:私たちの暮らし・・・地球と奏でるシンフォニー



この放送当日の昼に、デジャーデンゆかりさんのセミナーに参加させていただきました。
その中で、実はパーマカルチャーという言葉を、初めて耳にしました。
パーマカルチャーとは、なんぞや?
パーマカルチャーとは、人間にとっての恒久的持続可能な環境をつくり出すためのデザイン体系のこと、と定義されているらしい。
定義だけでは、やはり、分からない。

 ゆかりさんの、オーストラリアでのパーマカルチャリストとしての実生活の写真をスライドで見せていただきながら、話を聞きながら、少しずつ、何を意味しているのか、分かり始めたような気がしました。


 オーストラリアのクイーンズ州のサンシャイン・コースト。
海の程近くの山側の約6000坪の土地に、旦那さまと三人のお子様、ウファーと呼ばれる世界各国から来た研修生、自給自足できる程の野菜、植物、ニワトリ、犬、トカゲ、ヘビ、コアラ、ミミズ、微生物、等々、すべての生命とともに、うまく調和して生活しておられる、お話をたくさんして下さいました。
ニワトリは、土地を作物の育てやすい状態に変えてくれるので、小屋を移動式にして、土地トラクター代わりに使わせてもらい、野菜の残飯をえさとして食べてくれ、たまに卵や肉?も提供してくれる。
ミミズは、植物が土地の養分を取り入れやすい状態に改良し肥料作りをしてくれる。
共に暮らすヘビ(カーペット・スネーク〔無毒〕)は、巨大な姿で、一見、恐ろしげであるが、実は、そのヘビが一緒に暮らしていることで、他の本当に有毒のヘビは寄り付かないし、植物を食い荒らすモグラやネズミをたまに食べてくれて、その土地を守ってくれている。
生きたものは、すべて、必ず生きた土として生き変わり、生き変わらせてくれる無数の微生物たちが常にはたらき続けてくれている。

 毎朝、まぶしい太陽光とともに、五時半には起床され、目の前に広がる雲海を見ながら瞑想して一日をスタートされる。
「今日は何を食べようか?」と、考えつつ、スーパーマーケットと呼ばれている畑に向かい、収穫した野菜たちから、今日のメニューを教えてもらう。
ゆかりさんにとって、生きることと、暮らすことと、遊ぶことと、アートすることは、同じことであるそうだ。
口から食べる食べ物だけでなく、美しいものを見る目の御飯、鳥の歌や虫の声などに耳を傾ける音の御飯、季節の花の香りやいろんな匂いを嗅ぐ鼻の御飯、実際に自分の肌で土に日に風に生き物に植物に触れて感じるスキンフード。
五感のすべてをフルに使って、目の前にある自然とともに生き、暮らし、遊び、アートする。


 ゆかりさんの住む町では、持続可能な暮らしの選択として、リローカライゼィション(地元化)、すべてを地元から発し地元に戻すという活動もしているとのこと。
無駄と環境への負担を減らす買物の方法の考案、ゴミを減らす工夫、量り売りしてくれるお店。
お役立ち情報をオシャレにデザインしてプリントした繰り返し使える丈夫な紙袋。
町の仲間と一緒に土地を拓いて、いつでも町の誰でも好きな時に手入れし収穫できる、町のみんなの共有の農園であるフード・フォレスト。
地元で安全で自然な農産物を生産してくれる方々への支援活動では、料金は前払いし、野菜の引取りは、自分達で行う。
自然の農産物は、いつでも適量の収穫ができる訳ではないので、時として、料金以下の量の野菜しか頂けないこともあるけれど、「OK!それが自然というものさ・・・。私達人間だって、いつでも調子がいいわけじゃないよ」って、受入れ、その代わり、豊作のときには、料金以上の山ほどの自然の恵みを分かち合う。
生産者支援を通して、自然とは、どんなものであるかを教えていただける。
そして、地域通貨(レッツシステム)の使用。
現金を使わず、プラス・マイナスは、いつもゼロになるような地域通貨を導入し、活用しているうちに、本当は、それは、単なる貨幣のシステムではなく、人と人とのエネルギーの交換システムであったことに気付くことになったこと。

私は、この地域通貨の話がもっと聞きたくて、セミナーが終わって、ゆかりさんに質問していたら、ガイアの風の吉岡さんから、「そのまま、ラジオに出てみたら?」と、誘っていただき、ゆかりさんの話がもっと聞きたくて、私もラジオ局まで付いて行ってしまいました。

たとえば、私が、あなたに、私の育てた大根を、地域通貨5で譲ります。
私は、地域通貨+5で、あなたは地域通貨-5です。
これを地域通貨の管理事務所に、受け取った私が伝えると、私の地域通貨ポイントに+5加算して、あなたの地域通貨のポイントから-5してくれます。
あなたと私の地域通貨の合計は、プラス・マイナス、いつもゼロ。
これだけです。これで、その町の全ての人が、ものやサービスを交換することができます。
現金は、特に必要ありません。
管理事務所に、自分のできることを登録しておくだけで、必要としている人が、リクエストしてくれます。
子育て中で忙しいお母さんも、空いた時間で、アイロンかけしてあけることができたり、隣の人へお弁当をつくってあげたり、自分の子供と一緒に子守ができたり。
現役を引退したおじいさんなら、その仕事は、もう自分ではできなくても、若い人に仕事の仕方を教えてあげたり、運転が好きな人は自分の車で運転手してあげたり、パソコンの得意な人は使い方を教えてあげたり・・・いろんなことを、自分が好きなこと、得意なことを、それを必要としてくれる人に提供して上げられる。
今の自分のままで、自分の得意なこと、好きなことで、みんながみんなの役に立って上げられる。
たとえ、地域通貨のマイナスが山ほど溜まったとしても、無理して返済する必要もなく、自分にできることで、お返しすれば良いし、なにもできないとしても、そのマイナスの裏は必ず誰かのプラスとなっていて、町の誰かの雇用を活用しているということなので、むしろとても望ましい素晴らしいことになる。
地域通貨を活用していくことで、実は、これは、人と人との信頼関係を強くし、人と人のエネルギーの交換をうまくつなぐ道具だったことに気がつかされる。
プラス・マイナス合計は、つねにゼロ。
我々は、実はひとつであることの美しい証明。


今現在、起こっている世界同時不況は、通貨のあり方を、経済に対する価値観を、見直す時期が来ていることを世界中の人々に自覚させたと思います。
あたかも、お金そのものに価値があるかのように、人々は錯覚を起こしてしまい、お金さえあればいい、お金がすべて、という価値観が、あまりに強くなりすぎたこと、世の中のごく一部の人が、世界中のお金の大部分を握り締めていること。
お金は、人間の身体の血液のように循環しているからこそ、役に立つ。
どこかに偏って存在していると、それが凝りとなり、いつか腫瘍となり、死に至る。
本当に大切なのは、人の生活であり、人の心であり、人と人とのつながりであること。
貨幣とは、人がつくり出した道具でしかなく、決して貨幣そのものに価値があるわけではない。
そんな、当たり前のことに、気づかせてくれる地域通貨。


ゆかりさんのお家の近くにチベットの寺院があり、ゆかりさんも、チベットの女神である緑のターラーをイメージしながら瞑想されているそうです。
緑のターラーとは、観音様の涙から生まれた慈悲深い女神であり、観音様の慈悲でもってさえ救えなかったすべての存在の苦しみを取り除き、救いを与えて下さる心優しき女神です。
なにものにも捉われず、しなやかで応身自在の女神の姿は、本当に、心軽やかに、出会う全ての人とすべてを分かち合おうとする、ゆかりさんの姿と重なって見えました。

ゆかりさん、吉岡さん、大坪さん、すべての方々。
この良き出会いの機会を、私に与えて下って、本当に、ありがとうございます。
一番大切なのは、これからの私が、新たに、いかに分かち合っていけるかでしょうか。

(飛び入りのコーディネーター 若松春江)



デジャーデンゆかりさんのメッセージ

ここ数年、私たちを含めた全ての地球の生命体が実はつながり、互いに影響・関係しあっていることを、様々な場面で耳にされたことあるのではないでしょうか?
頭ではわかってはいるけれど、メデイァや文章の中では理解しているけれど、でも実際に全身全霊が震えるくらいにその様を感じられたことは・・・・?

何気ない私たちの普通の暮らしの中、よく見るとたくさんのそんな瞬間が 実は宝石のようにキラキラ隠れているのです。
一つ一つの様々な生命みんなが 互いに尊重し協力協調しあった時、それは美しいシンフォニーとなって私たちの暮らしを、そして人生を豊かに心地よく誘ってくれます。

さあ、宝石たちを見つけにいらして下さい。 そして御一緒にシンフォニーを奏で始めませんか?
オーストラリアを例にとり、つながりの中に謙虚に身を置き地球と共に生きる暮らしを、
そしてオーストラリアの人々の暮らしの智慧などを 御紹介させて頂きます。


<デジャーデンゆかりさんプロフィール>

兵庫県出身、高校よりアメリカで過ごし、国際博覧会や万博などイベント業界にてバブル時代は地球を渡り鳥生活。
阪神大震災で被災、出産と人生の転機が訪れ、その後家族と共にオーストラリアへ移住。現在は半農自給自然暮らしを謳歌しながら、ホリスティックライフ体験民宿「ささやく樹」を運営。
自然食醗酵食の料理教室を自宅で開催ほか、豪国のQld州東洋医学大学でマクロビオティックを指導。
コミュニティーデザイン・ファシリテーター、パーマカルチャー・デザイナー、認定講師として国内外で活躍。
でも一番の職業はお母さん。3人の子育て真っ最中の隠れダンサー。
共著に 「個人のライフスタイルとコミュニティーの自立」 東洋企画


「パーマカルチャー」って?
 
(by Bill Morrison)
パーマカルチャーというのは,人間にとっての恒久的持続可能な環境をつくり出すためのデザイン体系のことである。
パーマカルチャーという語そのものは,パーマネント(permanent 永久の)とアグリカルチャー(agriculture 農業)をつづめたものであるが,同時にパーマネントとカルチャー(文化)の縮約形でもある。
詳細は http://www.pccj.net/







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最終更新日  2009年05月24日 19時34分43秒
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