カテゴリ:社会システムについて
出演者:NPO法人 ロシナンテス 川原 尚行(かわはら なおゆき)さん 北九州市立大学 3回生 大野ゆかさん 平野まり子さん テーマ:つなげよう 笑顔で人と北九州! ◆ 川原尚行さんプロフィール◆ 日本大使館の医務官として赴任したスーダンの現状に、一医師として何かできないかと考え、外務省を辞めて2006年にNPO法人ロシナンテスを設立。 医療活動を開始し、現在では女子学校建設、給水所設置と地域開発を行い、少年サッカー教室の開校、女子代表チームの援助など幅広い活動を行っています。 NPO法人 ロシナンテス本部事務局 〒802-0066北九州市小倉北区萩崎町9-35 TEL:093-922-6470 ホームページ http://www.rocinantes.org ロシナンテとはドン・キホーテが乗るやせ馬です。 わたしたちひとりひとりが子の広い世界に対してはちっぽけな存在、やせ馬です。 しかし、みんなで集まって力をあわせれば、きっとどんなこともできるはず。 そんな思いから団体名はロシナンテの複数形「ロシナンテス」と名づけたそうです。 スーダンは北アフリカに位置するアフリカ大陸最大の面積をもつ国です。 アフリカ大陸を九州にみたて想像してみてください。 エジプトが苅田行橋築城あたりとすると、スーダンはその真下の大分県北部です。 スーダンと言われ、みなさんはご存知でしたか?私は知りませんでした。 まずはスーダンという国を知ることから始めましょう。 知ることは大切です。そして、そのスーダンについて伝えているのが河原さんです。 女子学校建設・・・。 男子は学校に行っても女子は家の手伝いをすればよい、が当たり前の国です。 昔の日本も女子は学力いらないと言われていました。 女子は学力をつけることで、生活の知恵を得ることができます。 看護師になりたいなど未来への希望がもてるようになります。 今の私達は学校行って勉強するのが当たり前となっています。 当たり前になるとそこに幸せを感じることが薄くなってきます。 ここで改めて、「学校に行って勉強ができる幸せ」をかみしめてください。 それから私は今回のチラシを是非見ていただきたいです。 スーダンの多くの子どもたちが満面な笑顔で河原さんと一緒に写っています。 なんて素敵な笑顔なのでしょう。川原さんと子ども達の信頼関係が伺えます。 本当は違う写真をチラシに起用する予定でしたが、このチラシの写真が大野さんや平野さんたちの目にとまり起用されたのです。 さまざまなところでこのチラシは評判がよかったそうです。 そう、これが若い彼らの力です。 私は河原さんはそのような若い感性や力を引き出すきっかけを提供してくれる存在だと思いました。 そして、スーダンでも「自分達でつくりあげる力」の育成に力を注いでいます。 ものを与えるだけでなく、そのものの使い方を教えています。 日本とスーダン、どんな共通点があるのでしょうか。 そんな異文化の中、川原さんの重いなど受け入れてもらうにはかなりの労力だったのではないかと思います。 そんな中で培った異文化との交流力やふるさと北九州の再認識させられた思いをここ北九州で紹介してもらいます。 河原さんとの偶然の出会いからこのイベントを立ち上げるまでになった大野さんと平野さん。 いろんな人に会い、いろんな場所でこのイベントのお話をしてきたそうです。 相手が理解してくれたときが嬉しかったそうです。 ラジオでお話していただいたときも落ち着いていて、私は全然心配なく対話できました。 今回の経験は彼女達を大きく成長させたと思います。 これからの人生が楽しみですね。 年に半分以上はスーダンに滞在している河原さん。 いつも講演会のあとにかけている曲が 歌手さだまさし 「かぜにたつライオン」 です。 約9分の長い曲でしたが、今回は最後までかけてみました。 内容はアフリカの滞在により、最後は離婚してしまいます。 河原さんはその「離婚」部分だけは違うそうですが、歌にこめられた思いは同じだそうで、 さだまさしさん本人に直接会い、この曲を講演会の最後に流してもいいかとお願いしたら是非使ってくださいとのことでした。 皆さんにもこの曲を是非聴いていただきたいです。 北九州市立大学の大野さん平野さんをはじめ、このイベントにかかわった多くの方が川原さんの思いを胸に止め、第二の第三のロシナンテの集いを開催していくことでしょう。 川原さんはほとんどスーダンに滞在ですが、その思いはたくさんの人たちの心を動かし多くのロシナンテになりこれからも北九州を大いにもりあげることと思います。 また、今川原さんがご指導しているスーダンのサッカーチームがいつかワールドカップに出場し、私達が応援できる日を楽しみにしています。 最後にチラシに掲載されたお気に入りの文章を紹介します。 この文章を考えた方にはイベント当日にお会いできますよ。 ~日本人になじみの薄いスーダンを知り、自分以外の世界にも目を向けられる豊かな「感」受性を養う。「寛」大な気持ちで異文化と「関」われる下地を作る。異文化との比較を通じて自分達やふるさとを「鑑」みることは、従来の見識を補「完」するだけでなく、幅広い価値「観」の形成にもつながります。わたしたちのふるさと北九州について一緒に「かん」がえてみませんか?~ (コーディネーター 又野弥生) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月27日 22時11分14秒
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