カテゴリ:社会システムについて
出演者:前半:青年海外協力隊OB 菅智恵子さん JICA国際協力推進員 橋口恵利子さん 後半;愛ぁる活動隊 三戸真理子さん テーマ:ラジオもったいない塾 18回 どこの国の人も幸せに生きられるように、我々に出来る事 ●青年海外協力隊(菅さん 橋口さん) 青年海外協力隊は、自分の持っている技術・知識や経験を開発途上国の人々のために活かしたいと望む青年を派遣するJICAの事業です。 派遣期間は原則として2年間。協力分野は農林水産、加工、保守操作、土木建築、保健衛生、教育文化、スポーツ、計画・行政の8部門、約120種と多岐にわたっています。 毎年2回協力隊は、相手国からの要請によって派遣され、隊員に求められる技術・知識や語学レベルは、それぞれの要請によって異なります。 また、派遣期間が1ヶ月~10ヶ月程度の短期派遣制度も年6回(奇数月)募集があります。 協力隊事業はボランティア性、公募性、国民的基盤の上に立った隊員活動の支援事業という特性を持っています。したがって一人ひとりの隊員の協力活動が主体であり、協力隊事務局はその活動支援の中核的存在として、隊員活動が円滑に進むように、訓練、情報提供などの支援を行っています。 様々な途上国に、20才から39才までの青年の方が派遣されていて、それぞれの分野で現地の方々をサポートされています。 合格後、渡航前に、色々な訓練を2ヶ月くらい受けるそうです。 特に、語学が必要というわけではなく、中学生程度の英語ができれば大丈夫で、あとは現地に行ってから、語学学校に通うのです。 もちろん、専門的な技術を持っていたほうがいいですが、特に技術的なものがなくても、学生時代に培ったスポーツを教えたりすることもできるので、一番大事なのは、やはり熱意です。 健康診断が一番厳しいのです。 基本的に、国からの援助で、渡航費用や現地での生活費が出ます。 青年海外協力隊での体験談 菅智恵子さんは、北アフリカのチュニジアに大学卒業後すぐに、2年間行かれました。 大学時代にバックパッカーで、いろんな国を旅行しているときに、旅行ではなく現地の生活に入って仕事をしてみたいと、受験されました。 サハラ砂漠の入り口にある小さな町の耳が聞こえない子供達に、裁縫を教えていました。 最初、ミシンも壊れていて使えないので、活動費を作るところからはじめました。 古着を集めて、テディベアを作って、旅行者に売って、お金をつくりました。 1年後から、やっと本来の洋服作りができるようになりました。 食事は、毎日、いろんな方が家に招いてくださったそうです。 橋口恵利子さんは、南米のボリビアに行かれました。 そして視聴覚関係のサポートをされました。 ボリビアは高地にあるので、着いてすぐ高山病で苦しみました。 でも、現地のかたがとても親切にしてくださって、また人とのつき合い方も日本と似ていました。 最初の1ヶ月は、語学学校に通い、スペイン語を勉強されました。 訓練所で習ったスペイン語とは、違っていたので、聞きとれるのに1年かかったそうです。 ※ 10月1日~11月9日まで、募集期間になっています。 是非、こころある方は、門を叩いてみては。 詳しくは、JICAのホームページをご覧ください。http:// www.jica.go.jp/activities/jocv/index.html ●愛ぁる活動隊について テレビや新聞を見て困っている人を見ると、『何かやりたいけど、どうやっていいかわからない』という人達の思いを形にして活動をしていこうという趣旨でできたグループです。 三戸真理子さんが、ドイツでアルバイトをしていた時に、中東の方の人と思われる年配の女性が物乞いをしてきたことに驚き、もっと貧しい国には、たくさん生活に困っている人がいると思い、何かをしたいと感じたそうです。 そして、帰国すると、アルバイトで渡航費用を貯めて、今度は、キャンプを組んで、ケニアに行き、エイズについての活動をしました。 ケニアを選んだのは、オリンピックを見ていて、ケニアが一番身近で、安全に感じたからです。 現在は、mixi(ソーシャル・ネットワーキング サービス)で、コミュニティー(愛ぁる日々を from Fukuoka)を作り、メンバーを集めています。 その中で、毎月、勉強会などしています。 映画『チョコラ』について ケニアのストリートを舞台に繰り広げられる子どもたちの儚くも力強く生きる姿 東アフリカを代表する国、ケニア共和国。首都ナイロビから北東に車で約1時間行った所に、人口10万の地方都市ティカはある。 映画は、この町のストリートで暮らす子どもたちの厳しい生活環境やその背景、NGOや親との関係をユーモアを交えながら丁寧に提示していく事で、思春期を迎えた子どもたちの儚 くも力強く生きていく姿を描き出します。 人々に「チョコラ」と呼ばれ 差別される青空ぐらしの子どもたち 鉄くずやプラスチックを集めたり、物乞いや小間使いなどで生計を立てている子どもたち。 人々からはスワヒリ語で「拾う」を意味する「チョコラ」と呼 ばれ、さげすまれています。 夜の寒さや空腹、警察による一掃作戦など、ストリートに生きる厳しさは並大抵ではなく、実際多くの子どもたちが自然とシンナーに溺れ、あるいは数週間の内に体が持たずに姿を消します。そんな中でも、彼らは仲間と出会いグループを作り、お互い助け合いながら生きていく---- それぞれに人には言えない事情を抱えながら。 子どもたちの気持ちにぴったりと寄り添うカメラ 阿賀野川流域に住む市井の人々の生活を描きながら、現代日本の抱える問題を鋭く突いたドキュメンタリー映画「阿賀に生きる」。本作の監督・小林茂が カメラマンとして初めて世に名を轟かせたこの名作の、被写体とカメラの信頼関係を起点とした映画作りの手法は「チョコラ!」にもそのまま受け継がれています。撮影は「こどものそら」以来小林監督の助監督として活動を常に共にしてきた吉田泰三。学童保育の指導員出身の彼ならではの、子どもたちへの思いやりあ ふれる視線が見事なまでに映像に結実。時間や空間を越えた、子どもたちの珠玉の時間を描き出すことに成功しています。 2009年10月31日(土) 開場 14;00 開演 14;30 会場 JICA九州体育館 福岡県北九州市八幡東区平野2-1-1 JR八幡駅 徒歩12分 当日券 大人1000円 学生700円 前売り券 大人 800円 学生600円 鑑賞ご希望の方は、愛ぁる活動隊 三戸さんまで sorao0714☆yahoo.co.jp (☆を@に変えて送信してくださいね) 愛ぁる活動隊に入りたい方は、三戸さんへメールをくださるか、 mixiのコミュニティー(愛ぁる日々を from Fukuoka)の方へお願いいたします。 ●感想 皆さん、とても笑顔が素晴らしく、魅力的な方々でした。 実際に、途上国へ行かれた経験談は、あっと言う間で、もっともっと聞いてみたいと思いました。 みなさん、実際に現地で活動されていることが、本当に素晴らしいと感じました。 (コーディネーター セラピスト アンジェラ) HP http://www1.ocn.ne.jp/~angelahp お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月01日 16時33分03秒
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