ご利用は計画的に~♪とはいうけどね
消費者金融で借りている人の6人に一人が返済、3ヶ月以上滞っているらしい。きょうの朝日が報じている。その数267万人。そして、グレーゾーンといわれる金利幅撤廃が議論されていたと思ったら、『少額?短期の融資』には特例の高金利を認める案が浮上しているらしい。結局、『ご利用は計画的に』といわれても、それがむつかしかったから、できないから消費者金融に走るともいえるわけで、その人たちは、ひきつづきグレーゾーン撤廃後も、高金利になかされることになる。みんながみんな、ギャンブルや風俗遊びで使うため手をだしたとは思わない。給与が減らされ、やむをえず借りた人もおおいんだろう。つまり、銀行→銀行系消費者金融→消費者金融→ヤミ金融生活費補填、事業資金補填のためにやむをえず、この連鎖にのった。でも、いくところまでいくと、もう、這い上がれない。それを断ち切るためのグレーゾーンが特例をつくっちゃ、骨抜きじゃないか?このニュースをみると、電車のなかで、人目をはばからず、消費者金融のカードを5~6枚、まるでトランプのカードでもきるかのように、ひろげて『きょうはどこで借りよう』と思案していた初老の男性の姿をおもいだすな。記事は『特例によって、かえって業者が有利になる』との批判がでそうだ、と結んでいるが、格差社会を連載でやってるんなら、この『特例』をなくさせるくらいのキャンペーンやってもいいんじゃないかな?