中央青山監査法人、業務停止へ
中央青山監査法人業務停止。これは、すごいことだね。3月決算の会社も、監査とかも大詰めだろうし、社員というか、現場の会計士の士気にも影響するだろうな。でもさ、あさのみのもんたの番組を聞いていると、「大きな会社ばっかを相手にしてるんでしょ」ってコメント。たしかに、法定監査は上場会社が対象だから、大きな会社になるが、外資系会社のように親会社の指示受ける場合、日本法人も監査をうける。任意監査。資本金2000万。従業員20名でもね。なんかさ、中小企業が税理士、大企業が会計士というすみ分けの考え方は間違いなんだけど、一般にはそう思われてる。でもね、日本の会社が銀行から融資をうけるとき、計算書をだすけど、前提として会計士のレビューをうけることを求めることにしてもいいような気がするな。そうすることで、公平な基準で大きい会社から小さな会社まで、同じ会計処理がなされることになるし、それが正しいと証明される。これで、完全に、担保主義で金をかすことはなくなるんじゃないかな。それで、担保はないけど、業績にいい見通しがたてられる会社も資金調達がやりやすくなるんじゃないか。ただな、この話を銀行の担当者に話したら、会社と銀行がその信頼関係で計算書を預かってると言ってた。日本の金融機関は、性善説で会社をみてるんだろうなと思ったね。監査というのは、なんかわること、間違いをしてるはずだ、という性悪説ベースの考え方だからな。そういう経済環境の社会的背景のちがい。そのひずみが、中央青山のかかわった経済事件の背景にあるような気がするね。