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カテゴリ:マスコミの悪影響
新人類世代(お笑い第三世代)の後に続いたのが、ナインティナインやネプチューン(お笑い第四世代)でしょうか。お笑い界に少し派手さはなくなっていたように思えます。
第五世代が大量に出現したこともあって、彼らも合わせて新旧のお笑い芸人が、今や、どのチャンネルを回しても出てきます。いわゆるバラエティだけではなく、教養番組や情報番組にも多数出演するようになりました。
子供や若者の間では「面白いことが言える、できる」というのは人の輪の中で生きていく重要な条件になってしまい、逆にそうでない者は迫害をうけるような状況がこの40年ほどの間に完成していったように感じます(まあ、関西圏はずいぶん早い時期からボケないと生きていけない状況がありましたが)。 何でもカンでもお笑いで落としてしまう癖がついてしまい、真面目な話がしにくい状況になってしまいました。授業もやりにくいです。 タブーを犯し、ちょっとワルな本音を言うことがお笑いの面白さでもあります。もう一方では、お笑いにしてしまうことによって本音を隠すというテクニックもあります。小さい子供たちにとって、あらゆる局面がお笑いで覆われている今の状況は、何が本音で何が本音でないのかがわからなくなってしまっています。本音と建前の両義を小さい子供に一度に見せてしまえば、混乱するのは当たり前です。超シュールで超ハイスピードなボケとツッコミを見せられては、健全な心が育たなくなってしまいます。 小学校卒業ぐらいまでは、わかりやすい「善」「悪」を提示する必要があるのではないかと思います。 視聴率が稼げるからといって、子供をターゲットにしたお笑いを売り物にするのはまずいのではないでしょうか。スポンサーや局に対して責任を求めていくべきではないかと思います。
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