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カテゴリ:時事・世相
さっき、腰と肩が痛くて横になっているうちに眠っていたところ、崩壊した学級を担任させられる夢を見て、吐き気がして目が覚めました(苦笑)。あー、日々心にプレッシャーを感じているのだなあというのがわかりました。 「あなたはこの事態に対して、子供へ(少なくとも子供は被害者です)の責任をどうとってくれているの。何か身を削ってやってくれているの??」 ところが、それも、昔の話になりつつあります。最近は管理職も上記のように豪語できなくなってきています。管理職自身に崩壊した学級を担任した経験がある人が増えているからです。また、学級崩壊で担任が3人連続ノックアウトされ、最終責任で教頭が担任、ボロボロになってなんとか終業式を迎えた、などという話を聞くことが少なくありません。管理職拒否の教員が増えており、自治体によっては管理職試験の倍率が1倍を割っていると聞きます。 私も管理職拒否です。ある時、ある管理職の先輩からは、「管理職は年相応の当然の仕事。拒否は逃げだ!」と、お叱りを受けました。と、言われても、担任としてやりたいことがまだまだあるし、書類や会議の仕事は全然向いていないですし…担任が3人ノックアウトされた崩壊学級なんて、受け持ってられません。 -------------------------------------- 学級崩壊が騒がれていた10年ほど前と比べて、質的量的に増えているのか減っているのか、情報は定かではありません。学級崩壊という言葉は1997年あたりから広く使われるようになっているのですが、どういう状態が学級崩壊なのか、公式な(文科省関連機関による)定義はありません。「学級崩壊」というセンセーショナルな言い方は公式には避けられており、「学級がうまく機能しない状況」(って、何?!)と表現されているからです。定義がないので、調査もないわけです。調査がなければ対策もありません。 そんな状況なので、自分の学校の様子と、時々聞こえてくるとんでもない情報から、全体の様子を想像するしかありません。 そんなところに、ニュースが。 http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20100306/dms1003061315002-n1.htm 学習院でさえコントロールができていない様子が報道されています。 学習院の報道が過剰反応なのか、いや、もっと根の深い暗闇を抱えているのか、どちらかは分かりません。「学級崩壊」とまで書かれている報道もあるようですが、実際はどうなのでしょう。教員や管理職に責任があるような件なのかどうかも、真相は現場にいる人でないと分かりにくいでしょう。 こうして報道されてしまったことによって、渦中にいる人たちにとっては大きなプレッシャーとなることだと思います。管理職は対応にたいへんでしょうし、もし管理職がろくでもない人たちなら、担任をはじめ、関連する教員はたまったものではないでしょう。あちらこちらから好き勝手な意見が噴出していると思います。誰かに責任を被せ、事情も分からず非難と批判をするだけの人間にはなりたくないと思います。 自分としては、担任としてこの学校の現状の中、あと何ができるのかを、模索して、それを若い世代にどう伝えるかを考えていくかを考えていくのが仕事だと思ってやっていくしかないです。
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