出演者が相次いでけがをしていたフジテレビのバラエティー番組「オレワンスペシャル」の収録で、お笑いコンビ「ハイキングウォーキング」の松田洋昌さん(33)も左胸の骨が折れる3、4週間のけがをしていたことが18日明らかになった。けが人が3人に増えたことを受け、フジは22日午後7時に予定していた同番組の放送を中止することを決めた。
http://www.asahi.com/culture/update/0818/TKY201008180237.html
冒頭より引用。
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ゴールデンの番組に出してもらいたい芸人と、ぎりぎり寸止めの映像を要求するTV側。
友達になってもらいたいいじめられっ子と、死なない・チクられない程度に寸止めのいじめをするいじめっ子側。
両者の関係性は良く似た図式ではないかと思います。
なかなかブログをアップできない日々が続いていますが、このブログで扱いたいテーマの一つに、「マスコミ、マスメディア問題」があります。
「マス」と呼ばれる大きな影響力を持つこの第4権力の増長が、日本社会を悪くしてきたことは、否めません。マスコミが醸し出すエゴイスティックなムードがいじめを広げている部分も、絶対にあると思います。
刺激さえ大きければ、読者・視聴者をつなぎとめられるという考えが、あのような事故や、悪趣味で無責任な番組を垂れ流す原因なのだと思います。
学校に対するネガティブキャンペーンを延々と繰り返し、世間の学校不信をあおる一方で、自分たちのやってきたことに対しては、涼しい顔してさらっと流し、反省の色を見せないマスメディアの悪影響を何とかしなくてはいけないと思います。
学校に対するネガティブキャンペーンを貼る裏にも、無能で無防備な学校を叩けばウケるだろうという「マスメディアの意地悪な感性」が働いていると思います。学校(教師)は真面目で正義感が強いのだけれど、隙が多きことも確かです。だからと言って、執拗に攻め立てて水に落ちた犬を叩くがごとくの書き方は、いかがなものか。
これも、「まじめではあるけれどもアスペルガー傾向のある子供の"KYな行動”を正義の名のもとに殊更に責めるいじめっ子」の図式とよく似ています。
マスコミにチェックをかけ、暴走を食い止めるシステムが必要であると思っています。