「虹 / 新垣結衣」 の感想だっ!
待ちに待ったがっきーの新作! 今日は休みなのでやっとAudioで聴くことができました~! 使用機材は CD Player = Accuphase DP-75 Amp = Accuphase E-303X Speaker = AltecのFullrangeを中心にした自作 では感想いきます。 まず、Album全体の感想を行くと。 このAlbumは今までのがっきーのAlbumの中でもっともJ-Popです。 「そら」のようなWest CoastのようなTasteや、J-Popに留まらない多様性は無いです。 中域中心の音作りで全く角がなく、音が重々しく、暗いです。 さわやかさ、軽さ、楽しさ、優しさ、はあまり感じられません。 音が全体的に「無駄にFat」で、凝ったJ-Rock BandのようなSound。 また、Album「そら」は一曲ことにまったく雰囲気が違い非常に多様な音楽があふれていましたが、今作は全曲似通っています。 また、問答無用でがっきーの声は素晴らしいのですが、今回はEffect処理が多いです。 がっきーの声をわざわざ悪くしている曲もあります。 がっきーの曲は 「楽しいときは楽しく、寂しいときは寂しく聴こえる」 のが魅力でした今作はMusicianが一生懸命説教臭く演奏してしまっているので、聴く側の自由が非常に低いです。 とにかく、、、 いくらがっきーが素晴らしくとも、音楽のよしあしは周りのMusicianやStaffたちが決めるということです。 がっきーの持ち味よりも周りのMusicianやEnginner、Staffのエゴが出てしまっているAlbumと言えるでしょう。 このAlbumはがっきーの持ち味である、ゆるさ、かわいらしさ、自由さ、楽さ、がほとんど出ていません。 1曲目「No Problem !」 1曲目にこれが来たときは、、、少し残念で 「あ~、、、がっきーもBeatlesに行っちゃうのかよ~」 と落胆しました。 中途半端な実験的音楽で、Beatlesのような楽器編成。 Soundが全体的にFatでNaturalではない。 低域や中域の持ち上げ方がなんだかアビーロード的というかなんというか。。。 がっきーの声は非常によくレコーディングされているようだが、高域がうまく拾えていないのか、角がない。 曲全体的にもまったく「音の角」がなく、ソフトすぎる。 あまり興味を持てない曲です。 2曲目「ふわり」 良い曲なのですがArrangeがJ-Pop過ぎます。 過大演出、無駄に重い、中途半端に大げさ。 もっと軽く、さわやかなArrangeにすればすごく良かったのに~! 楽しさがないのが残念。 友達に向けて書いた歌詞は素晴らしいのですが、残念。 こういう歌詞はある意味「手紙」であり当然読む側によって感じ方はさまざまです。 それなのにArrangeが重苦しく説教臭い。 もっと自由に感じられるArrangeだと良かったのに、、、 3曲目「小さな恋の歌」 がっきーの声が変っ!! わざわざ悪くすること無いのにーーーー!! 何で日本人がRockやるとこんなに暗くてスケールが小さくなるんだろう? 全く同じArrangeでもAmericanがやれば楽しくて最高の曲になっていたかも? 「ホーラー」 のところのReverbが気持ち悪くまるで「ホラー」と言っているようだ。 おばけ出そう。 4曲目「Collage」 「おっ!Phil Spector来た!」 と期待したら、サザンの嫁さんだった。 この曲はなんだか音が詰まり過ぎて狭苦しい。 アレンジも分厚すぎる。 5曲目「ハナミズキ」 Originalはににちゃん的には暗くて重くて気持ち悪くて聴けませんでしたが、がっきーVersionは聴けます。 でもこのAlbum全体で一貫している音作りが邪魔をして感動できません。 もっと楽しい音にしても良かったんじゃないかな? でもこのAlbumの中では一番良いかも知れません。 この一曲のためにこのAlbumを買うと言うのも無駄ではないと思います。 6曲目「てくてく」 このAlbum全曲似過ぎています。 ここら辺までくると飽きてしまっている自分に気が付きます。 それにしても日本人ってなんでこういうかわいい曲で 「重苦しく、暗く、説教臭い演奏」 をするんだろう? 泣けるバラードでもこういう曲でも同じ音を出すMusicianってセンスが無さ過ぎるのではないだろうか? がっきーの声が全く活かされていない。 7曲目「扉」 ウッドベースかぁ、、、 こういう表面上の違いがあっても結局Album全体を漂う雰囲気が同じだから変化を感じない。 日本のMusicianは 「Scoreが同じでも指先と心次第で明るくも暗くもなる」 と言うことを知ってもらいたい。 8曲目「プレゼント」 ほかの曲と同じ。 9曲目「Days」 やっと曲調が変わった!! でも何故っ!!!??? この曲調なら良く晴れた休日に楽しく仲間とお出かけするような雰囲気なのに 「暗い!重い!説教臭い!」 このAlbumはBack Playerが悪過ぎるんだ!! 10曲目「WALK」 おいおい、、、イントロ早々、映画のサントラかよ?誰か死んだのかよ? 何だこの中途半端な大げさ演出は? でも、がっきーの歌も、メロディもこのAlbumの中では最高!! Arrangeが良ければ物凄い名曲になっていたかもしれない! 11曲目「虹」 理由があってこういうArrangeにしたのだろうけど、もっと派手にしたら凄く良さそう。 このAlbumの中で一番素直なメロディで、無駄な演出も少なく素直に聴く事ができる。 以上、感想でした。 がっきーは物凄く素晴らしい。 しかし、がっきーを活かせる音楽家は日本には非常に少ない。 私はがっきーの音楽を一生聴き続けたいと思っているし、がっきーはきっとこれからも新作を発表してくれるだろう。 長い人生の中でCD一枚くらい出来が悪くても気にしねぇ気にしねぇ。