トロント名所のひとつ、CNタワー。
高さ553mと、世界でも有数の高さである。

昼の長い6月に、トロントの夕方の景色をこのCNタワーから見たい。
数年前から計画はあったのだが、実行に移すのは今年まで待つこととなった。

今日は日の出5:36、日の入り21:03。
日の入り時刻が年間で最遅を記録する日だ。
ちょうど今日、快晴の天候が来てくれた。ならば今日行くしかない。


CNタワーに上るのは、これが4度目となる。
1回目は2016/11/05、トロントに来て最初の週末だ。
2回目は2018/12/19、クリスマスの夜景を目当てに。
そして3回目は2019/9/15、両親とトロント旅行の時に。

つまり、昼と夜の時間帯にはすでに上ったということでもある。
だが夕方が空いている。その空白を埋めるなら、昼の長い6月が最適だろう。


早速、撮った写真を掲載しよう。まずは2枚。
1枚目は南西、島の方角だ。同じ風景を1回目に上った時も撮り、日記にも掲載した。
もちろん、その島を見るBlackは5年半前とは違うけれど。
このトロントで、インターンからの就職、ワークビザ申請、永住権取得を達成してきた。

2枚目は北北東、ダウンタウンがある。
中央下にある三日月形のツインタワーが、トロントの市庁舎だ。





今回の写真にはタイムスタンプを入れた。
この季節のトロントは、21時まで明るい。
トロントに来て6年目になっても、この季節の長い昼間にはテンションが上がる。
そして、天気のいい日ならこの景色。すばらしい。


しかし・・・同じことを考えていた人はたくさんいるようだ。
この日のCNタワーは、僕が訪れた4回の中で最も混雑していた。
前3回の倍以上の密度だったと言ってもいい。
ただ単に人が多いだけではなく、2層あるメイン展望デッキの下層が改装中で入れず。

さらに、コロナの影響でCNタワーもしばらく休業していた。
休業状態が終わって最初の夏とあって、地元民にも久々に行きたいという人がたくさんいるのだろう。
もちろん、僕のように夏の夕方の景色を目当てに時間を合わせて来た人も
その中には大勢いると思われる。


そのため、現在CNタワーの入場は予約制で、かつ時間を選ぶ必要がある。
30分刻みで入場時間を選び、その時間に近づかないと入れない。
当日の朝にチェックしたところ、20:00の入場チケットは売り切れていた。

が、30分刻みといっても、その30分で完全入れ替えの制度などは取っていない。
早く来て長く居座ることは制限されてない様子だった。


ここらでもう2枚の写真を。お待ちかね、夕日が見える西と北西の方角だ。
今日はこれを目当てに来たのだ。






前述の通り混雑していたので、長くは滞在せず30分ほどで降りた。

いい写真は撮れた。6月のトロントで、夕方の景色を見ることもできた。
が、ゆっくり味わうことはできなかった。
これだけ人が多いと、落ち着いて風景を味わうのは難しい。

日を改めても、今季は無理だろう。
狙い目は、人の多さが緩和されるだろう来年以降。
前述の改装が終わる頃にでも、5度目の来訪を考えよう。
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このタワーには、外に出て外周を歩くEdgewalkというアトラクションがある。
しかし当然のように高い上、タワーで味わうスリルなら以前やったので十分だ。今のところ予定はない。
現在、$195～225という料金だ。

以前やったというのは、オークランドのSky Towerだ(⇒2015/12/08)。
タワーの53階、高さ194m地点から地上まで飛び降りる。
あの時には・・・最初の3秒くらい思考停止したが、その後は目の前に広がるオークランドのビル街を見て
楽しさすら感じられるようになっていた。
ただ、あの一瞬の体験にNZ$195は高すぎた。

CNタワーには、飛び降りるアトラクションは無い。
その一方、階段でタワーを上るレースはあるらしい。
気が向いたら詳細に調査してみるか。


タワーを降りるとギフトショップに出て、さらに進めばちょうど受付に帰ってくる。
内部を1周するようなルート構成になっているというわけだ。
今回は買い物はしなかった。





最後に、入場料について。
税込み$48.59(約5100円)。日本円にしてもしなくても（現在CA$≒105円）、あまりにも高すぎる。
日本でも海外でも結構な数のタワーに上ったので、いつかそれについて1記事書くが
おそらくCNタワーの入場料は最高かそれに近いだろう。

もちろんこの5年半で値上がりしている。
1回目に上った時の日記によると、$40と書かれている。
2015版の地球の歩き方だと$32だったが、推測するとその間の1年で値上がりして
$35に消費税で$39.55が正確な入場料だろう。
当時CA$≒77円だったので、換算すると3050円。
つまり、この5年半で1.6倍の値上がりである。

次に来る時にはもっと値上がりするんだろうね、きっとorz