引っ越しから一夜明けて、この家のファーストインプレッションなど書いてみよう。
今の家のすぐ近くに、空き部屋を見つけることができた。
しかも家賃はわずか$25の値上がり。
現在のトロントでは、シェアハウスでこの家賃は安い。
さらに、2人でも住めるほど広い部屋だ(前の住人は2人で住んでいた)。
この立地と広い部屋でこの安さだと、何か落とし穴がありそうな気もした。
あまりに疲れすぎてネガティブ思考になっているだけ・・・とも思ったが。
しかし、この家を見に行った時点で7月も半分を過ぎていた。
あと2週間で決めないとホームレスになる状況で、迷っている時間は無かった。
ここを見送ったら、次に内覧できた家に決める以外の選択肢は無い。
その家がここを下回る可能性も十分に考えられる。
・・・という一方で、6月に見に行った家が再募集をかけているのを発見。
1か月分の家賃を空払いしなくていいなら、そこに決めようと思ったのだが。
前述の通り、これまで住んでいた家から本当に近い。
なので、
今回は全て自分で物を運ぶことにした。
だが予想外に大変だった。往復した回数は15回以上。
多数の段ボール箱はもちろん、前の家で買った椅子とオーブントースターも運んだ。
特に椅子は$135を出して買った上に、まだ9か月しか使っていない。捨てるには惜しい。
リュックを利用すれば、両手に段ボール箱を持ちながらさらに物を運べるので
今回は荷造りは厳密にやらず、当日に1回ずつ物を詰めて運ぶことにした。
そうすれば、荷造りが簡単で済む・・・と思ったのだが。
結論から言えば悪手だった。
確かに往復する回数は減らせるが、
リュックに詰める手間がかかって時間は短縮できず。
さらに言えば、荷造りは楽だったが、荷解きの方は物が混在したせいで手間がかかる。
新居の方の収納スペースが予想以上に少なく、雑多に物を放置するしかなかったという面もあるが。
収納棚をひとつ買う必要がある。
トロントに来てから6年近くが過ぎ、物が増えていたのも引っ越しの手間の原因だった。
持っている服全部を詰めるだけで、スーツケース1個を占めるほどだ。
自分の手で運べないほど重い物は無いが。
次の引っ越しまでに、本格的に片付けが必要だ。
特に服を思い切って減らしたい。
暑さが過ぎる頃に、1日かけて片付けの日にしよう。
そんなわけで引っ越したのだが・・・やはり早速問題が発生。
エアコンが無いのは事前に聞いていた。前の住人は窓枠型エアコンを導入していたが、引っ越しで持って行くという話は。
最初の家もエアコン無しだったが、あの時は扇風機があれば何とか乗り切れた。
なので、今回も同様に対処しようと思っていた。
この家賃で済むのなら、扇風機ひとつ買うくらい問題はない。
しかし・・・
この部屋、あまりにも蒸し暑過ぎる。
部屋はキッチンを経由した奥にあるのだが、むわっとした暑い空気が充満している。
そのためか、部屋の方も熱気がこもりやすいらしい。
この日記を書いている0時現在、手持ちの温度計は
室温29.9℃、湿度57%。
まともに寝られる環境ではない。
さらに
網戸がないことも判明。窓を開けっぱなしにすると、虫が入る可能性が高い。
前述の通り前の住人はエアコンを設置していたため、窓については詳しく確認できなかった。
不幸中の幸いにして、今年の夏はもう折り返しを過ぎている。
今日買ってきたこの扇風機で乗り切りつつ、様子を見よう。
休暇明けから7月までは、1人暮らしできる期間を楽しむべく家で長く過ごしたが
逆に、8・9月はなるべく出かける生活にしよう。
休日も図書館に行くなり、街中や郊外を出歩く予定を入れる。
もちろんレストラン巡りも。
この家に長く住むか、最短契約の半年で出ていくか、冬までに結論を出す。
ちょうどその頃には給料交渉もできて、予算の見通しも立てられる。
来年の夏もこの家でとなれば、その時には窓枠型エアコンの購入を検討しよう。
まあ、それまでに出ていく方に気持ちが傾いているが・・・。