「最後かもしれないだろ? だから、全部話しておきたいんだ」
あまりにも有名な、FF10で最初の台詞だ。
昨年4月にやったFF9(⇒
2023/4/09)に続き、
FF10も英語でやってみよう。
英語でFF10は実は初めてではなく、2006年にインター版を一度やったことがある。
その時も英語字幕でプレイした。
今のBlackの英語力は、当時とは比較にならないほど高い。
これなら昔よりもっと深く楽しめそうだ。
「俺は家を飛び出し、あるコーヒーショップにいる時にその話を聞いた」
プロローグにて、このMCの台詞は日本語版では字幕が付かなかった。
でもVita版やSwitch版ではどうだったっけか?
このFF10では、宝箱からアイテムを得る時に
"obtained"が使われる。
これなら人からもらうのでも、宝箱から得るのでも意味が通る。
FF9では"received"だったが、落ちているアイテムを拾ってreceivedは妙な気がする。
"Out of the frying pan and into the fire"で
「一難去ってまた一難」の意味になる。
だがここではfireの代わりに
freezerが使われる。海だからか?
日本語版では
「事態はどんどん悪くなっていく、夢も希望もありません」だった。
直後に入るBGM「夢も希望もありません」とセットで強烈なインパクトを持つ。
ようやく人と会って、助けてくれたと思ったら
その集団に刃物を突き付けられ、しかも
全く理解できない言葉でしゃべり出す。
ティーダにとっては絶望感が倍増する場面だ。
そして、今回は英語でこのゲームをやっている。
英語のアルベド語という、字面的にもわけのわからない概念が登場する。
Switch版ではこれが初回なので、アルベド語辞書の引継ぎはできない。
ネットを探したら、英語のアルベド語に対応した翻訳ツールが見つかった。利用させて頂こう。
【英語のアルベド語】
Fryd ec drec?
Y fiend! Eh risyh teckieca!
Oac! Ed ec cu!
Fa gemm ed?
Fyed! Fryd ev ed ec risyh?
Drao yna dra cysa eh taydr.
E vunpet ed! Fa pnehk ed fedr ic.
【英語 ※()内は日本語版】
What is this?(こいつ、何物だ?)
A fiend! In human disguise!(魔物だ! 人間に化けてるんだ!)
Yes! It is so!(そうだ、そうに決まってる!)
We kill it?(やっちまうか?)
Wait! What if it is human?(待って! 人間だったら?)
They are the same in death.(その時は仕方ない)
I forbid it! We bring it with us.(ダメだよ! 船に連れていこう)
英語に翻訳すれば、簡単な文ばかりだ。訳もほぼ直訳で通じる。
2行目のfiend(魔物)は固有名詞なので、アルベド語でも変わらない。
唯一、後ろから2行目は英語を訳すと「死んでいれば同じことだ」で、日本語版とは異なる意味の英語が当てられている。
この会話、日本語版のは全部鮮明に覚えている。
上記の写真がPS2版当時のファミ通に掲載されていたのも含めて。
日本語のアルベド語では
「ホオ ソチマ キアサ ハミ」だった。これが頭から離れない。
さて、初回はここで一区切りにしよう。
プロローグを終え、ビサイド村から本格的に物語は始まる。
【英語でFF10】
#1 1/20(プロローグ)
#2 1/28(ビサイド島)
#3 2/03(キーリカ島)
#4 2/10(ルカ)
#5 2/18(ミヘン街道)
#6 2/24(キノコ岩街道)
#7 3/03(ジョゼ街道~幻光河)
#8 3/10(グアドサラム~雷平原)
#9 3/16(マカラーニャ寺院)
#10 3/23(ビーカネル島)
#11 4/06(ベベル)
#12 4/21(ナギ平原)
#13 5/04(ガガゼト山)
#14 5/12(ザナルカンド遺跡)
#15 5/19(ベベル~最終決戦前)
#16 5/26(寄り道:ブリッツボール)
#17 6/01(最終決戦・前半)
#18 6/08(最終決戦・後半)
#19 6/22(オメガ遺跡)
#20 6/30(総括)
First updated 2024.01.26 08:34:37