旅人になって9年ということで、
旅をして得たものを13個挙げてみよう。
前半7つは以下の通り、詳しくは
11/03の日記にまとめた。
|・w)っ[1.ヨーロッパ一周旅行]
|・w)っ[2.海外に住んだ経験]
|・w)っ[3.ゆるい仕事環境]
|・w)っ[4.英語力]
|・w)っ[5.友人]
|・w)っ[6."勉強こそ友達作りの手段"という気づき]
|・w)っ[7.貯金]
今日は、残り6つを扱おう。
|・w)っ[8.料理や酒との出会い]
数々の料理や酒、日本にいたら目を向けなかっただろう味との出会い。
長期滞在でなくても、旅の楽しみとして筆頭に挙がるもののひとつだ。
トロントなら、探せば
世界中どこの料理でもありそうだ。
70日間ヨーロッパ一周で出会った、お気に入りの料理は優先して探している。
その中から、P.J.O'Brienのギネスシチューを掲載する写真に選ぶ。
酒についても、クラフトビールとの出会いがあった。
ただ苦いだけだと思っていたビールに、ここまで広い世界があることを知った。
行った店と食べた料理については、
レストラン巡りのカテゴリを立てた。
いろいろな味に出会い、124本の日記を書いた。今後もまだ増えるだろう。
|・w)っ[9.両親とトロント旅行×2回]
今や第2の故郷になったトロントに、両親が旅行に来る。
その楽しさは説明するまでもない。
住んでいる街が目的地となる旅行だが、慣れたはずの街もいつもと違う見え方がした……ような気がする。
住んだからこそ知っている絶景スポットや、行きつけのレストランに
楽しみ満載の街中などを訪れた。
そして、メインイベントは野球観戦。特に今年は3試合観に行った。
|・w)っ[10.外こもり生活]
最近思ったのだが、僕は働きながらもある意味引きこもりのような生活をしていた。
いや、世捨て人と言う方がいいかもしれない。
離れた場所からただ俗世を眺めるような、そんな時間を過ごしてきたような気がする。
特に、コロナで在宅勤務の間はそういう生活をせざるを得なかった。
そして、こう思う。
僕はこういう時間を求めていたのではないか?
特に日本社会から距離を置く時間が必要だったのかもしれない。
どこまでも1人時間を多めに欲しい僕が欲しかったのは、これだっただろう。
そう気づいたことも含めて、これもまた旅で得たもののひとつだ。
|・w)っ[11.NBA]
上述の通り、僕の親はスポーツ観戦が好きなんだが
やはり僕もハマるのは必然だったと、トロントに来て思う次第だ。
が、目に留まったのはバスケだ。これは意外だったかもしれない。
スポーツ観戦を目的にするなら、カナダではトロントは他都市より有利だ。
アメリカ4大スポーツのうち、野球、バスケ、アイスホッケーのチームがある。
中でも、前者2つはカナダ全土でトロントのチームのみ。ゆえに首相が公的に応援しても問題ない。
そんなわけで、トロントに来てから
NBA観戦が趣味に加わった。
ちょうどいいことに、2010年代後半のトロント・ラプターズはチーム史上最高に強い時期にあった。
2016年から20年まで、5年連続で勝率6割以上だ。
やはり、応援するなら強い方が楽しい。
そして、2019年の
優勝に現地で立ち会った。貴重な思い出だ。
現地ファンらしくパレードにも行った(⇒
2019/6/17)。
メディアのファンによると見物客は150万人、コミケが普通の人だかりに思えるほどの大混雑だった。
|・w)っ[12.その他、数々の思い出]
他にも、トロントで見た絶景の数々、訪れた店などに加え
2015年のバンクーバー、シアトル、オークランドに行った下見旅行など、旅人になってからの思い出は書ききれないほど大量にある。
旅行といえば、カナダ国内でもいくつか旅行に行った。
その中から、ナイアガラでの1枚を掲載しよう(⇒
2017/9/16)。
滝には2度行ったが、まだワイナリーの方は訪れていない。
機会作って行きたい旅行先のひとつだ。
|・w)っ[13.勉強してきた意味]
僕は学生稼業において、高い実績を挙げてきた。上位数%に入るだろう。
専攻も、需要のあるコンピュータサイエンスを選んだ。当時はほとんど興味関心でだったが。
にもかかわらず、
新卒では派遣同然の就職しかできなかった。
原因はここでは関係ないものとする。
学業につぎ込んだ労力に対し、ほぼ何も得られなかったという事実が全てだ。
あのまま仕事生活をしていれば、「勉強などせず遊び呆けていればよかった」という結論を出していた。
だが、この旅で得たものならば、
勉強してきた見返りとして満足できる。
70日間ヨーロッパ一周、今のゆるい仕事環境と静かな生活、両親に楽しみをプレゼントできたトロント旅行、
そして、このトロントに――住みたいと自分で思った街に、8年間も住むことができた。
それら全て、勉強してきたからこそ得られたものだ。
旅に出て、よかった。今は確実にそう言える。
……が、それは今までの話。将来のことはまた別の話だ。
そして、今まさに考えていることである。