テーマ:駅弁(122)
カテゴリ:北海道
今は消えゆく駅弁も増えているそうで残念なことです。これは列車の停車時間が短くなっていることや列車の窓が開かない特急が増えていることによって、立ち売りが困難になっているという環境の変化が大きな影響を及ぼしているようです。
*列車という表記について~ 一般的には列車ではなく電車と呼ばれますが、北海道ではJRの路線を走るものを列車或いは汽車と呼び路面電車を電車と呼ぶ傾向が強いようです。北海道ではJRの電化率が低く全線の2割ほどなので電車という呼称は定着しないようです。この記事ではJR路線を走るものを列車と呼称します 北海道の有名な駅弁である長万部(オシャマンベ)の「かに飯」も消えるとのことで残念です。かに飯は私が生まれた1950年に誕生した歴史ある駅弁です。列車の停車時間が短くなってホームでの立ち売りが困難になり1998年にホームでの販売が停止されました。 その後は客室乗務員を通じて電話注文を受け車内販売が続けられてきました。暖かい状態で食べてもらうために作り置きをせず、列車が到着する10分前に届けるというシステムになっていました。ところがJR北海道が経費節減のために今月いっぱいで車内販売を中止するのに伴ってかに飯の車内販売も廃止されます。 駅弁としてのかに飯は消えますが、かに飯は完全に姿を消すということではないそうです。「かなや」4代目の金谷圭一郎社長によれば「駅弁」としての姿を変えずに店頭での販売は続けるそうです。「祖父の代から続く伝統と誇りは守る」何より「かに飯を愛してくれる全国のファンのためにも」とのことです。 私は20代の頃は鉄道の旅が大好きでアチコチを巡りましたが一番の楽しみは車内で駅弁を食べることでした。その後、だいぶたってから鉄道の旅を再開しました。苫小牧駅でのこと、シシャモ寿司の駅弁が食べたくなって購入しようとしたものの入手できないことを知りました。過去に食べた駅弁が多くの駅で購入できないことも知って愕然としました。 今は駅弁も通販や物産展あるいは店頭でしか購入できないものも多く、車内で駅弁を楽しむということも少なくなってきました。車や飛行機での移動が多くなったことや、鉄道のスピード化に伴って列車内で駅弁を楽しむということも無くなりつつあるんでしょうね。時代の流れなのでしょうが寂しいことです。皆さんの地域でも消えた駅弁というのがあるでしょうか。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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