テーマ:~北海道情報~(209)
カテゴリ:災害対策
昨年9月6日に発生した胆振東部地震ではネットを通じて多くのデマ情報が流れましたが、悪意が無いと思われるけれども被災者を惑わす誤情報も流れました。
我が家の周辺でも「もう直ぐ断水する」との根拠のない噂があり水の保管に懸命でした。情報源については分からないのですがネットの情報が拡散されたもののようです。被災地で活動している自衛隊員からの情報として「間もなく更に大きな地震がくる」というものもありました。 今月22日に発生した地震においても様々なデマ情報が流されているとのことで、北海道警察がサイバーパトロールを実施していると報道されています。昨年と同様のデマ情報としては「親戚の自衛隊員からこれから本震が発生すると聞いた」というものがありました。 信じた人はほぼいないでしょうが「原因は核実験らしい」というものがあったそうです。「大規模な地震が来るとの予告」や「断水」に関するデマや誤った情報も流されているようです。 鳩山由紀夫元首相のツイッターアカウントで「CCSによる人災と呼ばざるを得ない」というものもあったそうです。鳩山氏は事務所を通じて「根拠なくデマと断じるのであれば、非常に不本意で納得できない」とコメントしたと毎日新聞(デジタル毎日)が報じています。詳細な情報を把握できない状況なのでどういうことなのか良く分かりません。 *CCS ~ 地球温暖化対策として二酸化炭素を地中に閉じ込める技術。苫小牧で実証試験が行われている。 ネット情報の特質としてデマ情報や誤情報を正しいものと認識して拡散する人が後を絶たないという状況があります。拡散しながら話が盛られて更に拡散します。被災地の人を惑わし混乱させる行為ですから絶対に止めて欲しいですね。ネット情報を安易に信じてはいけませんが、現状ではデマ情報や誤情報を防ぐ方法は無さそうです。 地元の正しい情報がなかなか流れてこないということも背景にあるようです。ラジオの情報では大まかなことは分かるけれども特定の地域の詳細な情報は分かりません。昨年の地震では地震当日の夜になって初めて市の広報車が走るようになり「当面は電気の復旧の可能性はありません」「水道が停止することはありません」と呼び掛けていました。 災害が起きた時の迷惑行為には困ったものですが世の中には善意の人も多いです。昨年の地震では全国から多くの支援があり寄付金も3億6千万円を超えたとのことです。北広島市にも約500万円が配分されたとのことです。感謝を申し上げます。 今回の地震では帰宅困難者のことが大きなニュースとなりました。札幌から千歳に向かう列車が北広島駅でストップするという事態もありました。市では芸術文化ホールなどを開放して対応したとのことです。今回の地震では大きな被害がなくとも大きな混乱が生じることもあると認識しました。今後はそうした時の自衛策も考える必要があると思います。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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