テーマ:核廃棄物について(3)
カテゴリ:ニュース
北海道寿都町の放射性廃棄物最終処分場の文献調査受け入れを巡ってゴタゴタが続いています。受け入れれば国から交付金が支払われますがその金額に驚きますね。
文献調査受け入れだけで20億円、概要調査まで進めば更に70億円交付といいますからまさに税金による大判振る舞いですね。精密調査・処分場決定着工ともなればもっと大きな金が動くんでしょうね。 文献調査とは歴史的文献で過去に起きた地震の有無を調査することだそうですが、これだけで20億円ですよ。概要調査とはボーリング調査などで地下の岩石や地下水の分析を行うことだそうですがそれで70億円。この段階で処分場に適さないので中止となれば90億円を貰ってそれでお終いです。法的には精密調査に移る段階で拒否もできるようでそれも不思議な話です。 こうした交付金が欲しいために調査を受け入れ、アチコチで調査が進められる結果になればその金額は驚くべきものになります。結果として最終処分地が決まらないとなれば莫大な税金を投入したけれど着工には至らないということになります。とても疑問を感じます。 今日の北海道新聞朝刊によれば、寿都町町長は町議や経済団体と協議の結果として文献調査受け入れの判断を10月以降に延期したとのことです。この協議では賛否が拮抗しているとのことです。 協議終了後の町長の記者会見では「文献調査だけでもマイナスイメージへの不安が多いのは事実」「一部にしか私の思いや考えが伝わっていない」「今の状態では判断するのは早い」と述べています。一方で方針は「基本的に変わっていない」とも述べています。 この協議では「交付金に頼るのではなく自立する議論も必要だ」との反対意見も出たとのことです。ただ交付金に魅力を感じている町議や経済団体もあって容易には意見はまとまらないようです。住民投票の実施については町長は消極的なようです。 私個人としては受け入れに絶対反対。寿都町は私の故郷と隣接していますが自然が豊富で海が奇麗なところです。豊かな自然をそのまま後世に残して欲しいです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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