最近は淡々とした日が続いているのでまた言語マニアネタが続きます。
英語を中学生から習い始めて今に至るまで、ずっと変だと(まあそこが好きな部分でもありますが)思っていることは英語のスペルと発音の関係です。英語はラテン語系やギリシャ語系などいろいろな言葉から入ってきたことでそうなったのですが、実に不規則な読み方が多いです。ローマ字をそのまま読んでしまいがちな日本人が「award」を「アウォード」でなく「アワード」などと(3月16日の日記ご参照)読んでしまうのもそういうことが背景のひとつであると思います。
個人的にどうしても納得のいかないスペルと発音の関係で極め付きとも思うのはこれ。
indict(「起訴する」といった意味です):この単語、どうしても「インディクト」と読みたくなりますが、「インダイト」(発音記号では[indait])です。最初この単語を辞書で見たときは誤植でないかと思いました。他の言語から入ってきたようなものでもないのにちょっと変です。
あと、こんなのも。
bomb(「爆弾」):「バム」(米語音。英式は「ボム」)[bαm]
comb(「くし」):「コウム」[koum]
tomb(「墓」):「トゥーム」[tu:m]
同じ-ombというスペルで最初の文字が違うだけなのに発音がばらばら。さらに語尾のbは読まないのも納得がいかないところがありますね。bombは-erがついてbomberとなっても「ボンバー」とは読まず、米式では「バマー」になりますが、bombard(爆撃する)と動詞化すると「ボンバード」という発音になったりします。
キリがないですがこういうのもあります。
busy(「忙しい」):「ビズィー」[bizi]
bury(「埋める」):「ベリー」[beri]
but(「しかし」):「バット」[bΛt]
これもみんなbu-というスペルなのに発音が「ビ」「ベ」「バ」とばらばら。一番まともそうな発音の「ビュー」とはなりませんし、日本語っぽく「ブ」と読むことはまずないでしょう。
英語以外のフランス語やドイツ語その他のヨーロッパ系の言語も見た目難しいスペルはたくさんありますが、発音はおおむね規則的です。英語のスペルと発音がとても不規則なところを見ると、日本語の地名や人名の全くこれも不規則な読み方と通じる部分が結構あるように思います。英語のスペルを見るときは全体をひとつの漢字のように見たほうがいいと常々思う次第でございます。まあ、欧米人が日本語や中国語の漢字を覚えるよりかはずっと簡単でしょうが。。
またマニアックなうんちくになり、アクセス数が激減しそうな今日この頃でございます・・・
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