来日中の台湾の李登輝前総統が昨日靖国神社を参拝しました。日本軍兵士として戦死した李登輝さんの実兄が靖国に祀られており、その参拝に行ったということです。李登輝さんの自然体であるようで古武士のように筋金が入ったところ、個人的にはとても好きです。
この関係のニュースをあまりテレビのニュースで見た記憶がなかったのですが、あえて避けているのでしょうか。ウェブでもあまりたくさん報じられていません。
Asahi.comではこんな感じ。
台湾の李前総統、靖国神社を参拝 「個人的行為」と説明
中国での報道状況が内容のサーチナではこんな感じ。
李登輝前総統の靖国参拝、大陸ネットで非難相次ぐ
いずれもあまり細かな内容ではありません。いわゆる「売国系」メディアも成りを潜めているような印象を持ちます。そもそも中国さまの方針転換?で靖国の話は黙殺というか、不毛なことを言ってもしょうがないとか、五輪も近いのでこの前の温家宝首相の訪日時のパフォーマンスのように自分の国際的印象を悪くしたくないとかといった戦略なのかはわかりませんが、「本家」中国さまが「もう靖国の話はカードに使えない」と考えているかもしれません。結局「靖国問題」などというのはその程度の話だったのかもしれません。
李登輝さんは明日台湾に戻るようです。今回も「奥の細道」をたどる旅をしたとかで、日本人以上に日本人な感じです。自ら「22歳までは日本人だった」というだけあって、奥さんとも日本語で会話するのが普通だそうです。
台湾に88年に初めて行ったとき、たまたま入ったレストランで、地元の年配のおじさんに日本語で話しかけられたことを思い出しました。その人は中曽根元首相が海軍の将校?だったときの部下だったそうで、中曽根氏後援会?から来るはがき(中曽根氏の直筆があったように思います)を自慢げに私に見せてくれました。やはり台湾というところ、大陸さまとは全然違うところだということを改めて思った一日でした。。
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