サハリン遠征5日目(8月16日)最終日、コルサコフから稚内へフェリーで5時間半の船旅です。長らくお付き合いいただきありがとうございます。
この日は朝6時半(日本時間は4時半)ごろ起床、ホテルで用意してくれた簡単な朝飯を食べ、送りのイリーナおばさんと一緒に7時半にホテル出発、港のあるコルサコフに車で向かいます。
コルサコフまでの約40分間、イリーナおばさんのことをいろいろ聞いてみました(とはいうものの、お互い片言の日本語とロシア語なので本当に聞きたい、言いたいことはちゃんと伝わってないかもしれませんが)。イリーナさんはたぶん50半ば過ぎくらいと思われますが、今は娘さんが二人、あと23歳くらいで早世された息子さんがいたそうです(彼女が露和辞典で「殺人」のところを指差したのでびびりましたが)。上の娘さんは20代後半でアメリカ人と結婚し、シカゴに住んでいるそうです。下の娘さんはまだ学生。毎年シカゴにいる娘さんのところには下の娘さんと一緒に遊びに行っているそうです。ユジノサハリンスクからシカゴに行くのは、シアトル行き直行便が一応あるそうですが、シーズン中は席がとれないので、モスクワ、ロンドン経由で行くといっていました。行くだけで疲れそうです。
しかし、そもそもロシアについてはまだ閉鎖的な印象を持っていたのですが、最近はこのように普通の人も意外と簡単にアメリカに行ったりしているんですね。時代が変わったものと改めて感じます。「サハリン2」でアメリカ人もサハリンに結構来ていますので、もうこのような国際結婚なんかも当たり前なんでしょうか。ちなみにイリーナさんはユジノサハリンスク在住18年くらい、その前はハバロフスクに20年くらいいたそうですが、モスクワにも頻繁に行くそうで海外旅行が趣味とも行っていました。日本には北海道には何度か来ているそうです。今のガイドの仕事はたぶん悠々自適で趣味程度にやっている雰囲気がありますが、旦那さんとか何の仕事か聞きそびれたものの、意外と大物の方なのかもしれません。
そんな取り留めのない話をしながら40分くらいでコルサコフ港に到着、イリーナさんと別れ、出国審査を完了、フェリーに乗り込みます。
一般の客は大型バスに乗って、前方のフェリーの後部に横付けされて乗船するのですが、前に2台のバイクがそのまま乗り込んでいるのが見えると思います。このお二人は日本からサハリンにバイクでツーリングに来られた方々です。一人が50前後でロシア語堪能な大学の先生っぽい見た目の方、もう一人は30前後くらいの方のように見えましたが、すごいなあと思いました。まだサハリンをこういう形でツーリングする人は非常に少ないでしょうが、ツワモノだと思いましたね。バイクにはロシアのナンバープレートがついていましたが、手続きは大変じゃないんでしょうかね。
この日は乗客が多いためか、定刻を1時間遅れでやっと出航。このような航路を通って(Googleマップでご確認ください)、5時間半かけて稚内に到着、船内には免税のため1缶100円でビールが売っていたり、なかなかのんびりした旅行ができるので船旅はいいものです。主に船から撮った写真を中心に、いろいろと時系列で撮っていますので、ぜひこちらをクリックしてご覧くださいませ。
あと30分くらいで稚内のところ。後ろのほうに利尻富士が見えています。
そんなことで4泊5日のサハリン滞在、完結です。ご覧いただきましてありがとうございました。日本からすぐそこにあるヨーロッパ、まだ全然メジャーな観光地ではありませんが、今後の発展に期待です。
引き続き明日からは北海道編(稚内~旭川~富良野~札幌)になるはずです。またよろしくお願いいたします。。
【鬼のようにたくさんとりまくったサハリンの写真はまとめてこちらからもどうぞ】
■1日目(8月12日)その1:新千歳空港~ユジノサハリンスク
■1日目(8月12日)その2:ユジノサハリンスク市内散策
■2日目(8月13日)その1:ユジノサハリンスク市内散策
■2日目(8月13日)その2:ユジノサハリンスク市内散策
■3日目(8月14日)その1:コルサコフ、サハリン2、トゥナイチャ湖日帰りツアー
■3日目(8月14日)その2:コルサコフ、サハリン2、トゥナイチャ湖日帰りツアー
■4日目(8月15日):ドリンスク日帰り、ユジノサハリンスクまわり納め
■5日目(8月16日):ユジノサハリンスク~コルサコフ~稚内