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テーマ:ラフ・コリー(573)
カテゴリ:まりんのつぶやき
皆さまは、このブログでも以前ご紹介した、 迷子のコリーの太郎君のことを覚えてらっしゃるでしょうか? 自宅の庭から脱走して隣の県である都内の保護センターに収容され、 数々の悪い偶然、良い偶然と手違いから大阪に送られた太郎君。 その間も、ネット環境にいない飼主さんが必死で探されていたにもかかわらず 保護センターから引き出してくれたボランティア団体や一時預かりさんと、 飼主さんとのコンタクトの失敗。 もう少しで、太郎君はアルファ君として別の飼主さんとの 新しい暮らしを余儀なくされるところで 熱心なコリー・レスキューのメンバーの働きかけで 無事に本当の飼主さんのところへ戻れたのでした。 太郎君が迷子になった10月8日から太郎君を巡る様々な出来事が有り 保護団体の存在と役割、日本におけるボランティアの難しさを感じました。 この点に関しては、それぞれの立場、経験で、考え方、受け止め方は様々です。 けれど、翌年の1月27日に太郎君が帰宅するまでに、 多くの愛犬家が心を痛め、疑問を持ち、考えさせられたことは多いと思うのです。 私は、第三者として、 レスキューに関わった当事者から、 後日談としてお話を伺っただけなのですが・・・ 実際に太郎君のレスキュー、 飼主さんへの返却に至るまでの全てに携わった方々が 今回の一連の経緯と内容をまとめられたサイトが公開されましたので、 是非、みなさまにもご覧頂きたいと思います。 太郎君レスキューまとめサイト そして、このような悲劇が起こらないよう、 みなさまひとりひとりが考えて、我が子、愛犬のためにしてあげられる 最善のことを考えてあげて欲しいと思います。 犬の迷子は、飼主にとっても愛犬にとっても悲劇です。 保護センター収容時の太郎君 (センターのホームページ掲載写真) 一時預かりさんにいた時の太郎君 (アルファと呼ばれていた頃) 自宅に戻って飼主さんに甘える太郎君 太郎君専用の自宅のお庭での太郎君 太郎君は、黒い差し毛の多いコリーちゃんなので コリーの毛について知らない人は 黒い毛色のトライのコリーと間違えるかもしれません。 でも、太郎君もミルキーのように明るいピュアセーブルでも 同じセーブルカラーのコリーなんですよね。 また、ミルキーお腹の調子が安定していると体重は23キロ弱ですが お腹の調子を崩すと19キロにまで落ち込みます。 太郎君も迷子になる前と迷子になってから4日後に保護センターに収容され 飼主さんがセンターに問い合わせた二週間後には8キロ減の体重。 何不自由なく暮らして、飼主さんと同じようなものも貰っていた犬が 迷子になって飲まず食わずで放浪し、最低限のフードで暮らせば 8キロ減の体重になっていても何の不思議もありません。 なので、もしも愛犬が迷子になってそれらしき情報が入った場合は、 必ず自分の目で我が子かどうか確めに出向いて下さい。 仕事や、諸々事情で時間やお金が・・・と悩んで躊躇し 万が一にチャンスを逃したなら、 一生後悔と自責の念を背負うこととなると思います。 太郎君のまとめサイトは、太郎君の飼主さん側に立ちつつも できる限り事実だけをまとめて掲載されたサイトです。 なので、保護された団体さん側の言い分とは食い違うかもしれません。 私も全ての事実は、わかりません。 ただ、ひとつ言えることは虐待などの例外を除いては 犬は飼主さんと暮らすのが一番の幸せなのです。 勉強不足の飼主さんも少なく無いでしょう。誤った知識・認識を持った人も。 だからと言って、犬をその飼主さんから引き離し、別の人に譲渡するでは 根本の解決にはならないはずです。 そうした飼主に失格のレッテルを貼るのではなく 正しい知識を教え、指導し、助けることこそが 真のボランティアだと私は思うのですが・・・ 捨て犬や不幸な犬を無くす唯一の解決策は、飼主の認識とモラルなのです。 迷子は無くならないとは思いますが、減らすことはできるでしょう。 尚、太郎君のケースの場合、マイクロチップが装着されていれば 飼主さんが名乗り出た時点で返却に問題も生じず、 今回のような大騒ぎに発展することはありませんでした。 日本ではまだマイクロチップはあまり定着していませんが 飼主の権利を主張するには決定的です。 私もミルキーにマイクロチップの装着を検討しています。 ただ、私達の地域では海外に犬を連れ出す方以外の利用は少ないらしく 獣医師さんもそれほど積極的に奨励しません。 また、いくら装着していても、外見からでは装着していることはわからず 迷子になった時にそれが活躍するとは限りません。 けれど、「この子は、私のミルキーなの!」と、 どんな時も証明できる印籠のようなものになるだけかもしれません。 子供や老人にもGPS付きの携帯を持たせる昨今。 もう少ししたら、犬の登録もマイクロチップが義務化されるかもしれません。 みなさんは、その時にどうお考えになるでしょうか? 是非、こうしたことも含めて太郎君の体験を熟考し、考えてみて下さい。 全ては、私達の大切な愛する愛犬のために・・・。 ブログランキングに参加中です♪ 宜しければクリックお願いします。m(__)m にほんブログ村 コリー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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