カテゴリ:読書
まだわりと新人さんなはずなのに、
まるで巨匠かのように云われている京極作品のデビュー作を ようやっと読了。 630P(2センチくらいの厚さ)という分厚い本を 鞄に入れてたら、 会う人会う人、 「辞書持ち歩いてるの?」 と聞かれてしまうような本作。 これだけ厚いと買っても なかなか読み始められなかったけど、 直木賞も獲ったし、映画化するらしいし、 っつうことで読み始めて、 なんだかんだ忙しくて2週間くらいかかってしまった。 文体が硬く、ことごとくマイナー。 音楽で例えるならインディーズ系作品といったところか? 京極氏はとても頭の良い人かと思う。 同時にかなりのオタクと思った。 いい意味でも悪い意味でも。 もうちょっと大衆受けする作品で、 かつ、薄い作品なら氏の作品を再び手に取ってみようと 思うが、そうでなければもういいやっていうのが正直な感想。 いや、面白いですよ、それなりに。 先がどうなるのかすごく気になるし。 独特の落ちといい「巧い」と万人に思わせる作風。 でも、面白さよりも、だるさの方が勝るのよね。 それは私の知力の問題もあるやもだけれど。 先に先にひっぱるのにしても、 こういう引っ張り方は、 「性格わりぃな~」って思ってしらけてしまう。 凄い発想とは思うけれど、飽き飽きする。 しかもこれが映画化ってどうなのよ? なんてふうにも思ってしまう。 外すとしか思えないのは私だけ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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