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2004.07.23
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カテゴリ:読書
:1レース数分にして利息5割―分5と呼ばれる
:暴利の競馬金融を営む世羅。
:親友の若瀬と共に、九州から闇金融の頂点を目指し
:東京に進出して来た彼は、情け容赦のない追い込みで
:同業者からも怖れられていた。
:普段はギャンブル狂ばかりの顧客の中に、
:ある時現われたのが、堅物の銀行マン・赤星だった。
:行内の融資を担保に200万貸してほしいという。
:だが、その陰には融資強奪の計画があり、
:絵図を描いていた男こそ、盟友の若瀬だった。
:彼は風俗金融と呼ばれる風俗嬢専門の闇金融を経営し、
:客のキャバクラ嬢に入れ込んでいる赤星の情報を
:嗅ぎつけ、退職金もろとも
:剥ぎ取ろうとしていたのだ…。
:カネとプライドをめぐり、運命の歯車が
:軋み音をたてはじめた時、
:“炎と氷”二人の凄絶な闘いが幕を開けた!
:鬼才・新堂冬樹が満を持して贈る
:超絶のエンターテインメント。

相変わらず彼の作品は面白い。そして下品である。
下品な主人公を描かせたら、
右に出るものはいないと断言できるくらい。
そんな著者だからこそ、
本作のように下品な金融屋を主人公にした話は、
かなりすっぽり嵌る。
これなら普段読書をしない人でも、
飽きずに読みきれるだろうこと必至。

炎と氷の対照的なキャラもよく描けているし、
クライマックスは若干子供っぽさを感じないでもないが、
ラストはお見事。

クライマックスの時点で残り数ページしかない点に
不安を抱き、また中だるみも感じていたが
著者の得意とするラストに納得。

故に、読了直後は「満足感」が大きかった。

でも、後で思い直すと、
新堂作品にしては中味が薄いというか、
厚さ@文字数のわりに半端だったエピソードも多く、
少し焦点が絞りきれていない感じもしたかなぁ。

とは言え、新堂作品をまだ読んだことがない
人ならば確実に楽しめるだとうと思うのでオススメ。

もうちょっと分厚くても面白いのならいい、
って人には「カリスマ」を勧めます。
これ今まで何人にも勧めたけど、
面白くなかったって人いないから、
是非読んでみて♪

カリスマ(上) ( 著者: 新堂冬樹 | 出版社: 徳間書店 ) カリスマ(下) ( 著者: 新堂冬樹 | 出版社: 徳間書店 )





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Last updated  2004.07.26 05:49:00
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