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2005.03.31
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カテゴリ:読書
:あらすじ:

全国の書店員が熱狂! 超大型新人作家による傑作サスペンス。

太陽の街フロリダは、キューピッドに怯えていた
――それは若い金髪美人ばかりを狙い、
何日も被害者をいたぶったあげく、
生きたまま心臓をえぐり出して殺す連続殺人鬼の名だ。

捜査は難航したものの、偶然、キューピッドが捕らえられる。
やり手と評判の女性検事補、C・Jが担当することになったが、
法廷で犯人の声を聞いた彼女は愕然とした。
それは今なお悪夢の中で響く、
12年前に自分を執拗にレイプした道化師のマスクの男の声だった!
こいつを無罪放免にしてはならない――
恐怖に震えながらも固く心に誓うC・Jだったが、
次々と検察側に不利な事実が発覚しはじめ……。
期待の大型新人による戦慄のサスペンス。

:感想:

一番良かったのは翻訳。
読みにくいものが多い中で非常に読みやすかった。

眠るのも惜しんで読みたくなるような、連ドラ的構成の作品。
殺人鬼のやり口のリアルな描写は★5あげてもいいくらい。
だが、時折「?」となるような飛び飛びな展開や、
妙にあっさりとしたラスト、
半端に謎を提起しといて、オチなしのドミニクの存在というか、
位置がなんだか微妙だったのが、納得できなかったので減点。

でも、処女作にしては、とても巧みだし、
次回作も是非読みたいと思う。

それより何より、これ、早速映画化されるとのことで、
キャスティングを当てはめながら、
違う尺度でも楽しんで読めた。
はやく映画化されたものが見たいものだ。

ちなみに、私の予想では、(というか理想)
CJ:シャーリズ・セロン
犯人:エドワード・ノートン
なんて構図が浮かびました。
が、ドミニクとマニーと精神科医と弁護士が
選べないのだな。
精神科医は意外とデニーロあたりもいいような気もするし、
直球で、ホプキンスなんてのもいいかもだけど、
それじゃ某作品とかぶりすぎちゃうし・・・。
弁護士は、なんとなくペネロペとかサルマとか、そこらへんで、
マニーも筋肉系の男優持ってくるとして、
ドミニクだけがどうにもこうにも浮かばない・・・。

そんなわけで映画好きには
こんな楽しみ方も出来る一冊でした。

そして、今更ながら、
海外ミステリにはまろうと思った作品。
とりあえず、Pコーンウェルの処女作を買ってみたけど、
何か面白そうなオススメあったら是非教えてくださいな。

報復
↑今書店で平積みになってるので、
 興味のある方は立ち読みしてみて。






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Last updated  2005.04.01 16:38:42
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