カテゴリ:読書
:あらすじ: 38歳という若さで 大企業の人事課長に抜擢されたエリート・サラリーマンと 封印された悲惨な過去を背負う短大生。 社会的立場が正反対の二人から生まれた日常の中の非日常世界。 :感想: 白石氏の作品はこれで2冊目。 「私という運命について」を読んで少し好きになった作家なので、 本当はタイトル的に「僕のなかの壊れていない部分」が 読みたかったけれど、 本作がブックオフにあったのでまずはこちらから。 前に読んだ作品もそうだったけど、 この人、巧いんだけど、 真面目すぎというか、 無駄な描写も多くて、 読んでて疲れちゃって、 なかなか読み進められないのよね。 で、今回も途中で投げたくなったけど、 前回最後まで読んで良かったので、 頑張って読みました。 そしたら泣けました。 本を読んで泣いたのってすごく久々だったから、 とても嬉しかった。 橋田は勝手すぎるし、 彼女はかわいそすぎるし、 香折の家庭環境の描写も ちょっと無理を感じないでもないんだけれど、 でも、 そういうの目つぶって感動させてくれる この筆力というか強引さは、 相変わらず凄いなと思う。 いまや、石田衣良よりも 断然ポイント高い作家、おすすめです。 ・・・橋田みたいな人のことを きっとアダルトチルドレンと言うんでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.12.28 17:05:50
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