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2006.01.11
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カテゴリ:読書
:あらすじ:

私の人生の色はレッド。
愛と波瀾に満ちた明日がやってくる。

兄の友人たちにレイプされ、
絶望のどん底で故郷の町を出たベッキー・リン。
行くあてのない彼女は、
雑誌の中でいつも輝いていた憧れのハリウッドへ向かった。
そしてひとりのカメラマンとの出会いが、
16歳の貧しい少女を宿命的な愛憎劇の渦中へ巻き込んでいく……。
運命にもてあそばれながらも
夢と真実の愛を追いつづける少女を描いた
ドラマティック・ラブストーリー。

:感想:

エリカ・スピンドラーは人物描写や展開が
とっても上手な作家さんで、
個人的にはハズレなしと思っているので、
予備知識なしで読み始めた。

今まではミステリ風の作品ばっかり読んでたので、
勝手にミステリ作家と思っていたのだけれど、
MIRA文庫というのはハーレクインで、
本作はその王道的なラブロマンスだったのでした。

だから彼女の作品は、
巧いけど、子供っぽさが鼻につくんだなーと納得。

彼女の作品は、その多くが日本で漫画化されていて、
本作は、女性週刊誌で漫画が連載されてたらしい。
だから、勝手に彼女の代表作なのかなと思ってて、
ずいぶん前に購入したまま手付かずだった本に
ようやく手をつけたのだけれども。

ジャンルはロマンスになるのだろうけど、
トラウマや、夢、友情、家族愛など、
相変わらず、盛り沢山なのに、たったひとつの破綻もなく、
とても上手に描かれている。
人物描写も秀悦だし。

続きを見ずにはいられない連ドラ風の仕上がり。

なのだけど、
ちょっとドロドロしてて、
月9というよりは、昼ドラマ向けな感じが、
あーだから女性週刊誌に連載なれてたのね、と妙に納得。

翻訳のせいなのか、
原文がそうなのか、
それともハーレクインだから仕方ないのかw

幼稚な(もといピュアな?)乙女心に辟易しなければ、
とても楽しんで読める作品だろう。

ライトノベルの青臭さが平気な人にはいいと思う。
ちゃんと夢も描かれてるし。

これって、折原みととかの純愛に純粋に感動してた
中学生くらいの頃に読んだら大ヒットだったろうな。
んーでも、それにしては、エロ描写が強すぎるかぁ。

・・・でも今の私にはちょっと白けてしまうんだな。
巧いのは本当に認めるけど、
やっぱ巧い人なだけに、
もっと大人向けのものを書いて欲しいです。





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Last updated  2006.01.12 20:51:03
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