カテゴリ:読書
空中ブランコ←楽天ダウンロードだと800円で読めちゃいます。 :あらすじ: 傑作『イン・ザ・プール』から二年。伊良部ふたたび! ジャンプがうまくいかないサーカス団の団員、先端恐怖症のヤクザ……。 精神科医伊良部のもとには今日もおかしな患者たちが訪れる。 第131回直木賞受賞作。 「イン・ザ・プール」は映画化され、DVD発売済。 :感想: 伊良部医師のキャラありきな作品。 巷では大絶賛なのに個人的には、 なぜこんなにも絶賛されるのか実は全く理解できなかったりする。 そもそも短編というスタイルが好きじゃないから ダメなのかもしれないが、 決してつまらないわけじゃないんだけど、 面白い!ってほどでもない。 なんていうか、 そこらへんに置いてあったからつい読んでしまい、 読み始めたゆえにわざわざ止めるのもなーと、 惰性で読み進んでしまうコミックのようなもので。 前作が特別面白かったわけじゃないのに、 本作に手を出したのは、 同じような構成とキャラでの2作品なのに、 2作目が受賞したその違いを知りたかったのだけど、 んーやっぱ直木賞はあてにできませんw 正直、どちらかと言えば 一作目の方が受賞に値する気がするんだけどどうなんでしょ? こういう本が売れちゃうのって、 セカチューとかDeeploveが売れるのと、 似たような、 現在の世の中の傾向なのかな、なんて気がする。 本作が悪いとは言わないけれど、 もっともっと読む価値のある作品って沢山あると思うし。 本作は、あくまで、映像するための脚本としてならいいけど、 活字ではなく、映像で楽しむタイプの作品と思う。 それぞれの章に、ほんの少し勇気づけられるような、 心動かされるような、 そんな部分は確かにあるけれど、 この手の短編ってよくあるよねぇみたいな・・・。 「最悪」を読んで、 ピンとこなかった作家を追っかけた自業自得だな。 ファンの人には悪いけど、 奥田氏は、 実力の人じゃなくて、 運の人だと思います、個人的には。 まーそれでもあんまり読書しない人のとっかかりには 丁度いいかもね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.20 17:36:30
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