カテゴリ:読書
:あらすじ: 青い空に浮かんで、俺達はビルの窓を拭く ―メシを喰うために、家賃を払うために。 けれど俺達はそれぞれやりたいことを別に持っている。 音楽、芝居、写真、マンガ…。 だから、俺達が窓を拭いているのは、夢を見続けるためなのだ! 熱く純なハートを持つ男達の夢と友情を感動的に描いた表題作。 ほかに、第十六回太宰治賞受賞作「多輝子ちゃん」を収録する。 :感想: 辻内氏は以前に「いつでも夢を」を読んで とても感動し、いい作家だと思ってたので、 本書も少しだけ期待してたんだけど、 いまひとつだった。 「青空のルーレット」は、 悪くはないけど、なんだかベタだし、 ちょっと狙いすぎな文章が鼻についてしまって、 感動話にも素直に感動できなかったり。 収穫は窓拭きの仕事ってそんな感じなのね、って情報を得たことくらい?w 「多輝子ちゃん」も、 こういった手法の描き方は少し新鮮な気もしないでもないけど、 「小さな恋」の懐かしさ、可愛らしさこそ思い起こさないでもないけれど、 結局のところ、あまり響くものはなく、 なぜ受賞作なのかよくわからなかった。 巷ではわりと評判イイ作品みたいなんだけど、 短編が好きじゃない私には肌に合わなかったのかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.30 16:05:34
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