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2006.02.03
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カテゴリ:読書
:内容:

「出張して本を読みます。文学書、ノンフィクション、その他何でも」
幻想的熱情、性的憧憬、頽廃的媚薬―
どんな本でも美しい声で朗読するマリー=コンスタンス。
車椅子の少年にモーパッサンの官能的な短編を、
革命好きの女伯爵にマルクスを、
多忙な実業家に愛のレッスン付きで教養書を。
だけど老判事が強要した「ソドムの120日」は…。
マリーが体験する不思議な危険な《愛の時間》。

:感想:

中古書店でたまたま見つけて、
「あ、これ私じゃん」とか思って買った一冊w

読書中に読書している姿が繰り広げられるっていうのも
面白いものだなー
と、最初は思ったけど、
そのため引用がとても多くて、
その引用されている文章に興味が持てないとちょっと冷めますね。

そんなわけで惰性のように淡々と読んでいたのだけれど、
様々な依頼者とそれに纏わる展開はそれなりにコミカルで
ほんの少しだけれど、笑わせられたり考えさせられたりしました。

本書のいいところは、
改めて、映像を見るのとは違う、読書というものの良さを
再認識させられた点でしょうか。

作中で引用されている「手」という話は
少し読みたくなってしまいました。

ただ、これは予備知識なく買ったので、
読んでてわかったことですが、
フランス文学のその独特さは、
フランス映画の好き嫌いに比例するような気がして。

でもって、私は後者なものでww

主人公のキャラが肌に合わず、
読んでいてむかつくほどだったのでした。

ちなみに本書、アマゾン・BK1・ライブドアにはあったのに、
楽天ブックスにはなかったのでした。





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Last updated  2006.02.03 13:08:39
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